国内

「晋三と昭恵」叱れない夫婦 安倍家では総理が水を運ぶ

1987年に行われた2人の結婚披露宴(時事通信フォト)

 なぜ安倍晋三首相は昭恵夫人に甘いのか。花見写真から森友学園問題まで、この異様な夫婦関係をめぐって国中が振り回されている。ノンフィクション作家の森功氏が集めた、2人をよく知る関係者の証言から、その原点に遡る。(敬称略)

 * * *
 この夫婦、よくよく花見がお好きのようだ。昨年11月以降、「桜を見る会」問題を国会で追及されてきた夫君に代わり、今度は細君の花見写真がネットに漏れ出した。すると、例によって首相の安倍晋三は「都内のプライベートスペースで、公園での花見ではない」と妻女を庇う。さらに負けず嫌いの宰相は質問する立憲民主党の杉尾秀哉を茶化すことも忘れない。

「(唾が飛ぶので)大きな声出しちゃいけない……」

 何度見た光景だろうか。

 いくら仲睦まじい夫婦であっても、配偶者の軽はずみな言動を問題視さると謙虚になり、まずは詫びるのが社会通念であろう。仮に的外れの批判であっても、相手を馬鹿にするような態度はとらない。

 あまりに器が小さいといえばそれまでだが、逆に懲りない細君はとてつもなく神経が図太い。夫の政治生命にかかわりかねないような振る舞いを幾度も繰り返してきた。なぜ一国のリーダーが、好き勝手な女房の振る舞いを制御できないのか。誰もが首を傾げる。実に妙なカップルである。

 安倍夫妻については、いっとき仮面夫婦ではないか、という説もあった。祖父の岸信介を敬愛してやまない首相は、岸の愛娘で実母の洋子に頭が上がらない。同居している夫が家母と妻の板挟みにあい、形ばかりの夫婦関係を続けているのでは。

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン