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2020.05.12 16:00  週刊ポスト

クラスター発生を認めない日本相撲協会 内部から疑念の声出る

春場所の館内(時事通信フォト)

 5月4日、相撲協会は5月24日に初日を迎える予定だった夏場所の中止を決定。7月の名古屋場所を東京(両国国技館)での無観客開催とし、10月の秋巡業を中止することも明らかにされた。表向きは同日の緊急事態宣言の延長が理由とされるが、「なんとか開催したいと考えていた協会が諦める決定打となったのは、親方と関取に感染者が出たことだろう」(担当記者)とみられている。

「4月10日の時点で幕下力士1人の新型コロナ感染が判明していたが、同25日になって協会は、高田川親方(元関脇・安芸乃島)や同部屋の十両・白鷹山ら、新たに6人の協会員が感染したことがわかったと発表した。

 ただ、この間の協会の情報公開の姿勢に疑問を呈す声は少なくない。

「25日の時点で、感染が判明した6人は全員入院中という話だったが、わずか5日後の30日には全員が退院したと発表された。高田川親方は23日、白鷹山は24日に検査を受けたという経緯が明らかにされたが、幕下以下の力士4人については詳細が示されず、いつから感染がわかっていたのかなどは不明。親方と関取以外は、所属部屋すら非公表です」(同前)

 感染した全員が高田川部屋所属なら5人以上で、いわゆる「クラスター(小規模な患者集団)」にあたるが、それも明らかにされていないわけだ。

「親方衆で初めての感染者となった高田川親方は八角理事長(元横綱・北勝海)が目を掛けている親方のひとりで、二所ノ関一門のナンバー4です。協会の副理事で、審判部副部長の要職に抜擢されている。八角体制に反旗を翻した貴乃花親方を年寄総会などで厳しく追及し、“角界追放”に一役買って高く評価された。感染判明後も、八角理事長はコメントを出していないが、本当に厳格な対応ができているのか」(相撲ジャーナリスト)

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