国内

学習院を避ける秋篠宮さま「初等科時代の厳しい剣道の授業」が影響か

秋篠宮さまと紀子さまの学習院への思いとは(写真/雑誌協会代表取材)

秋篠宮さまと紀子さまの学習院への思いとは(写真/雑誌協会代表取材)

 2月16日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが4月から国立の筑波大学附属高校(筑附高)に進学すると、宮内庁が発表した。悠仁さまは現在通われているお水女子大学附属中学校と筑附高との間の提携校進学制度に出願し、2月13日に同校で行われた学力検査を受けた結果、合格したという。これについて皇室と関係が深い学習院関係者はこうつぶやいた。

「やはり筑波を受けたんですか。学習院高等科には、外部からの入学枠が若干名あるため、可能性もなくはないと思っていたのですが……」

 戦前の『皇族就学令』には、「皇族の男女は学習院または女子学習院で教育を受ける」という旨が記されていた。そんな“皇族のための学校”であったはずの学習院を避け、2010年に悠仁さまがお茶の水女子大学の附属幼稚園に入園されてから、間もなく12年が経つ。

 悠仁さまの入園と同時に、長女の眞子さんはAO入試で国際基督教大学(ICU)に入学。2015年には、次女の佳子さまが学習院大学を中途退学してまでICUに入学し直された。秋篠宮家と学習院の間には、かくも深き断絶がある。

「学習院のルーツは、京都に設けられた公家のための教育機関です。その後、華族向けの学校に変わり、1877年に現在の校名になっています。戦後に華族制度が廃止されると、一般にも門戸が開かれましたが“皇族のための学校”であることに変わりはなかった。上皇陛下も天皇陛下も、学習院に通われました」(前出・学習院関係者)

 秋篠宮さまもまた、幼稚園から大学までを学習院で学ばれた。

「かなりわんぱくな男の子で、幼稚園の頃はタイガーマスクごっこが大のお気に入り。お友達を泣かせた際には、美智子さまが何度も謝罪の電話をかけられたそうです」(宮内庁関係者)

 この頃から、秋篠宮さまと学習院の間には小さな亀裂が入り始めていた。

「初等科時代に、剣道の授業で厳しい指導を受け、それが大きなトラウマになったという噂があります」(前出・学習院関係者)

紀子さまの居心地の悪さ

 大学進学時には、秋篠宮さまはご自身の興味がおありの分野を学ぶため、学習院とは別の大学を希望された。

「しかし、結局は父親である上皇陛下に反対されてそのまま学習院に進学されました。このとき不完全燃焼なお気持ちを経験されたからこそ、お子さま方の進路に関しては“本人の自由意思に任せる”という姿勢を貫かれている」(皇室記者)

 煮え切らない思いを抱えながら進学された秋篠宮さま。1985年、大学構内の書店で一学年下の紀子さまと出会われる。おふたりは、秋篠宮さまが主宰する自然文化研究会の活動を通じて親交を深めた。

「紀子さまは東宮御所にも足を運ばれるようになりました。美智子さまは“きこちゃん”とお呼びになり、実の娘のように接していたそうです。東宮御所の滞在時間は徐々に延び、お帰りは深夜になることもあったといいます」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト