そうした現実が、ふたりの意識を変えたのだろうか。
「翔太さんは、どうしても美由紀さんと梢さんを比べてしまうところがあるといいます。妻としては、義母と比べられることほどつらいことはありません。龍平さんの前妻も、松田家に溶け込むことができなかったことが離婚の一因ともいわれています。お互いに我が強いふたりゆえ、けんかも増えていったそうです」(前出・松田家の知人)
今年1月、翔太は新型コロナに感染したことを発表し、10日間の自宅療養を余儀なくされた。だが、離れて暮らしていた梢は“濃厚接触者”とならずに済み、翌日からトークショーに出演するなどして仕事を続けていた。2018年4月、実家の母と兄が設立した会社がアパレル業を展開し、千代の富士グッズを販売するようになると、梢もファミリービジネスを積極的に手伝うようになったという。翔太が個人で会社を設立したのも同じ頃だ。
「翔太さんはアパレルや飲食店の経営にも興味があるようで、現在までに2つの会社を立ち上げています。もちろん美由紀さんの許可、サポートを得ているはずです。夫婦共にやりたいことのために多忙で、すれ違う時間が増えたのでしょう。妻や夫に頼らなくても、互いに強力な“実家”というバックアップがあることも、現状の夫婦関係に影響していると思います」(翔太の知人)
すれ違い続きのふたりだが、梢の父も、現役引退後は地方巡業や新弟子探しのために家を空けることが多かった。
「家族の仲がいいのは、自分が年の半分も帰らないからだよと、よく笑って話していました」(前出・角界関係者)
離れて暮らしても、SNSではお互いに「いいね!」をし合うふたり。それもまたニューノーマル時代の夫婦のあり方なのかもしれない。
※女性セブン2022年6月9日号