そもそも新秋篠宮邸には巨額の改修費用がかかっている。
「2020年当初の予定価格は約25億円でしたが、4度の計画変更の末、9億円以上が加算され、最終的に改修に34億円をかけた大豪邸となりました。理由は工事が進むにつれ、紀子さまのリクエストが増えていったから。特に『金』や『大理石』にはこだわられたそうです。紀子さまは改善すべき点を細かくお伝えになっていたといいます」(前出・宮内庁関係者)
ただでさえ予算を大幅に上回る工事だが、実は、費用は34億円にとどまってはいないという。
「紀子さまのご要望には応えなければいけないが、予算には限度がある。板挟みになった宮内庁は、“別名義”で追加工事の発注をするなど、ギリギリの調整をして秋篠宮邸を完成させたと聞きました」(皇室関係者)
2022年11月30日付の変更契約調書には、《施工段階検討による建物の使用勝手見直しに伴い、家具移設を取止める》という記述がある。佳子さまの別居が正式に決まったのはこの時期だと推測される。
「佳子さまの別居により“経費が削減された”と宮内庁は説明しました。しかし実際は、追加の工事が必要で、新たな契約を結ぶ必要があったんです。もともと御仮寓所の工費は約9億8000万円でしたが、佳子さまの居住スペースを新たに整備するのに、内装・家具の変更および追加、コンセント・換気設備の追加などが行われ、2700万円ほどの追加費用が発生しました」(前出・皇室記者)
経費削減どころか、国民の平均年収の5倍ほどの税金がさらに投入されたわけだ。
「工事がほぼ終わりかけているのに、“引っ越しはしない”“一緒に暮らしたくない”と主張された佳子さまを、ご夫妻は止められなかったのでしょう。親子関係がどれほど冷え切っているのかを物語っています」(前出・皇室関係者)
そうして多額の税金が使われることを、国民はどう受け止めればいいのだろうか。
「東大へのこだわり」が強すぎる
かつて秋篠宮ご一家は、国民がうらやむ理想の家族像だった。眞子さんの結婚を巡って、ご夫妻と眞子さんの間が修復不能といわれるほどとなり、いまも充分なコミュニケーションが取れない状況という。
「姉の眞子さんが結婚に苦労したこと、当初は結婚を喜んでいた紀子さまが途中から冷ややかに態度を変えたことを、佳子さまはつぶさに見てこられた。今回の“ひとり暮らし騒動”もそうですが、佳子さまもご夫妻からの独立心が強いのでしょう。そもそも、紀子さまは“将来の天皇”である悠仁さまの教育に非常に強い責任感をお持ちであり、やはりほかのことは“二の次”なのでしょう」(別の宮内庁関係者)