デート後に休学、中退
皇族時代の眞子さんは、主に美術や博物学を学んできた。国際基督教大学(以下、ICU)ではアーツ・サイエンス学科に所属。卒業後にはレスター大学大学院に留学し、博物館学を学んで修士号を取得した。帰国後には、東大が所蔵する学術標本などを展示する「インターメディアテク」に勤務する傍ら、2016年9月にICUの大学院に入学。博物館学の研究に取り組んだ。しかしその翌月、“東横線デート”報道で小室さんの存在が初めて明るみに出ると、眞子さんは結婚に向けて大きく舵を切る。
「大学院2年目の2017年の時点で、ほとんど講義に出席している様子がなく、2019年には休学していることが明かされました。結局、眞子さんは博士号を取得することなく、大学院を中退しています」(皇室記者)
METは美術館施設のクオリティーや展示美術品の価値もさることながら、従業員の質も世界有数だ。世界中からキュレーターを志す人材が集まり、内部では激しい競争が繰り広げられる。
「募集要項には、学歴、知識、専門性、実務経験をはじめとしたかなり細かい条件が設けられています。そもそも、アメリカではネイティブの就職が優先されますから、非ネイティブのハードルは高い。そのうえ、頻繁に募集枠が発生するわけでもないので、就職難易度は相当高いです。
いくら元皇族とはいえ、博士号を持っていない眞子さんを“特別扱い”するわけにはいかないというのが実情なのでしょう」(美術関係者)
キュレーター未経験者は、まず「アソシエイト」という立場で、アシスタントを務めながら実務経験を積むことが求められるという。
「アソシエイトでも年俸は1000万円以上。仕事の上で重要視されるのは、どれだけMETの展示に有利に働くコネクションを構築できるかどうかです。例えば、作品を所有するコレクター、展示会などの後援者、学識者、画商などとの関係性は重宝されるでしょう。
眞子さんは天皇の姪で、将来の天皇の実姉ですし、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類を所蔵している三の丸尚蔵館へのアクセスも容易です。ですから『人脈』の観点では惜しみなく評価をされるでしょうね。学歴さえあれば、METへの就職も難なくクリアできるかもしれません」(前出・美術関係者)
進学先として有力なのが、ニューヨーク大学だ。アメリカ国内のキュレーターのうち10人に1人はニューヨーク大学の出身だという。さらに、ニューヨーク大学とMETには特別な結び付きがあるのだ。
「ニューヨーク大学大学院の美術専攻とMETはキュレーターを育成する提携プログラムを運営しており、その歴史は70年ほどになるといいます。ただ、それだけに人気もあり、博士課程の入学の倍率は16倍にものぼります」(前出・美術関係者)
狭き門であるが、アメリカの入試の選考過程は学力一本勝負ではないため、眞子さんには多分にアピールできる余地があるだろう。
「アメリカにおける面接は、自分を採用すればどのようなメリットがあるのかということを熱弁するのが基本です。眞子さんには『日本の皇室』という唯一無二の“武器”がありますから、問題なくパスできるでしょう」(前出・美術関係者)
ちなみに学費は年間で800万円ほどかかるという。“家賃125万円”の新居との両立のため、小室さんはますます仕事に精を出すしかなさそうだ。
※女性セブン2023年11月9日号