国内

ネットに吹き荒れる“美智子さまバッシング”、眞子さん結婚問題も影響か 誹謗中傷をする層には2つのパターン

主にご覧になるのは活字媒体のようだ(8月、長野県軽井沢町。写真/JMPA)

主にご覧になるのは活字媒体のようだ(8月、長野県軽井沢町。写真/JMPA)

 史上初の民間出身の皇后ながら、美智子さまは上皇さまとともに「平成流の皇室」を完成、浸透させるなど、皇室のご活動に尽力された。御代がわりを機に上皇后となられ、穏やかな余生が待っているはずだった。しかしいま、美智子さまに関する根拠のない言説が跋扈している。不確かな情報をもとにした誹謗中傷は許されざるものだ

 12月23日に卒寿を迎えられる上皇さまを、美智子さまは献身的に支えられてきた。

「美智子さまは、補聴器を使用されているものの、前にも増して耳が聞こえづらい状況にあり、上皇さまとのコミュニケーションに苦慮されることが少なくないそうです。

 また、午後になると微熱が出るご症状が3年以上続いているほか、心不全の診断指標の値は正常を超えているそうです。さらに、立ち上がる、歩くといった動作がままならず、上皇さまが思わず『大丈夫?』と声をかけられることも増えた。肩から指先までのしびれにも悩まされ、ご趣味のピアノはほとんど弾くことがかなわないといいます」(宮内庁関係者)

 それでも、お出ましでひとたび人前に出られれば、立ち居振る舞いは皇后でいらっしゃった時代と何も変わらず、気品や慈愛に満ちたものだ。

「今年8月の4年ぶりの軽井沢でのご静養では、腕を組まれたり、手をつながれたりして、上皇さまをサポートされている場面も見受けられました」(前出・宮内庁関係者)

 困難を抱えられながらも、ご体調と折り合いをつけられながら、美智子さまは上皇さまとともに前向きな日々を過ごされてきた。ところがその“穏やかな日常”が脅かされるほどの苛烈なバッシングが、ネット上に吹き荒れる異常事態が起きている──。

 美智子さまは10月20日に89才のお誕生日を迎えられた。遡ること10日前、『文藝春秋』(2023年11月号)に次のようなセンセーショナルなタイトルの論考が掲載された。

《美智子さまが狙われている》

 内容を、執筆者で、皇室を研究する名古屋大学准教授の河西秀哉さんが解説する。

「いま、ネットニュースのコメント欄や、X(旧ツイッター)に、美智子さまへの批判や誹謗中傷があふれんばかりに集中しています。なぜ、美智子さまばかりにネガティブな感情が湧き起こるのかを分析した記事です」

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン