国内

【女性天皇】反対する安倍派の空中分解で議論進展へ 岸田首相、総選挙での起死回生の一手となるか

愛子さま

充実した大学生活を送られている愛子さま(2023年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

 愛子さまが成年に際する会見で、両陛下と「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」と述べられてから2年が経過した。愛子さまの将来と直結する安定的な皇位継承に関する議論が突如として本格化。支持率回復を狙う岸田首相が徐々に、しかし確実に、結論を急ごうとしている──。

《お陰様で、愛子はこの4月から大学4年生に進級し、対面での授業を受けるために大学に通い始めましたが、先生方やお友達とも一緒にとても楽しそうに学生生活を送っています。今は卒業論文の提出が間近に迫って忙しそうにしていますが、残りの大学生活を有意義に送ってもらえればと思っています》

 12月9日、雅子さまがお誕生日に際してのご感想で明かされた愛子さまの近況である。ご卒業まで残すところわずか3か月余り。愛子さまは、学習院大学にたびたび姿を見せられ、充実したキャンパスライフを送られているという。

「学内で昼食を取られる際は、構内の売店でお弁当を購入されることが多いそうです。時にはご学友と交ざってお菓子を口にされたり、缶コーヒーを飲まれたりしながら談笑されることもあり、愛子さまは自然体で過ごされている印象です」(学習院関係者)

 コロナ禍で失われた時間を取り戻すかのように、大学生活を謳歌されている愛子さま。そのお姿はまるで普通の大学生のようだが、愛子さまのお立場を取り巻く環境が風雲急を告げている──。

 愛子さまは12月1日、22才の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、通われている文学部日本語日本文学科に提出される卒業論文のご執筆に熱心に取り組まれていたという。

「放課後に、大学の閲覧室や書庫で資料を集められたり、図書館に立ち寄られたりしているそうです。ご興味があるのは皇族の悲恋が描かれた源氏物語関連で、『紫式部日記絵巻 断簡』や『源氏物語絵巻 夕霧』を実際にご覧になりました。夕霧の登場人物の関係性については『親近感があります』というご感想をもたれていました」(皇室記者)

 基本的には学業を優先されているが、この一年、合間を縫って、成年皇族としてのお務めも果たされてきた。

「一般参賀に初めて参加されたり、宮中祭祀にお出ましになられたり。皇室会議の皇族議員および予備議員の互選の立会人も務められました。お役目を終えられ、愛子さまは安堵されていたそうです。また、雅子さまに対しては、“私はこう思う”“そうではなくてね”とご自身の意見を伝えられることもあるようで、雅子さまにとっては公私ともに大きな支えになっているでしょう」(宮内庁関係者)

 実際に、冒頭の雅子さまのご感想でも、愛子さまが「いろいろな時に私たちを助けてくれるようにもなってきた」と述べられていた。

 皇族としてのご活動に期待が高まる一方で、愛子さまの置かれているお立場は非常に不安定だ。女性皇族である愛子さまは結婚とともに皇室を離れる。小室眞子さんが小室圭さんとの婚約内定会見を行ったのは2017年、25才のとき。愛子さまも、そう遠くない未来にお相手を発表される可能性は十二分にある。しかし、愛子さまのご結婚へのハードルは高い。「安定的な皇位継承」に関する課題の解決の道筋がまったく立っていないからだ。

 皇室典範では、「皇位は、皇統に属する男系の男子たる皇族が、これを継承する」と定められている。天皇の血筋を父方から受け継いだ女性の天皇である「女性天皇」や、母方から受け継いだ「女系天皇」は容認されていないのだ。容認された場合、愛子さまは男系の女性天皇となる。

 現在の皇室において、皇位継承資格を有しているのは、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さましかおらず、次代の皇位継承者は悠仁さまただおひとりという危機的な状況だ。

関連記事

トピックス

不倫報道の渦中、2人は
《憔悴の永野芽郁と夜の日比谷でニアミス》不倫騒動の田中圭が舞台終了後に直行した意外な帰宅先は
NEWSポストセブン
富山県アパートで「メンズエステ」と称し、客に性的なサービスを提供したとして、富山大学の准教授・滝谷弘容疑者(49)らが逮捕(HPより)
《現役女子大生も在籍か》富山大・准教授が逮捕 月1000万円売り上げる“裏オプあり”の違法メンエス 18歳セラピストも…〈95%以上が地元の女性〉が売り
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
〈シ◯ブ中なわけねいだろwww〉レースクイーンにグラビア…レーサム元会長と覚醒剤で逮捕された美女共犯者・奥本美穂容疑者(32)の“輝かしい経歴”と“スピリチュアルなSNS”
NEWSポストセブン
永野芽郁のCMについに“降板ドミノ”
《永野芽郁はゲッソリ》ついに始まった“CM降板ドミノ” ラジオ収録はスタッフが“厳戒態勢”も、懸念される「本人の憔悴」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
(左から)今田美桜、河合優実、原菜乃華の魅力を語ろう(C)NHK連続テレビ小説「あんぱん」NHK総合 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
《今田美桜、河合優実、原菜乃華》朝ドラ『あんぱん』を華やかに彩る3姉妹、ヒロイン候補を出し惜しみなく起用した奇跡のキャスティング
週刊ポスト
日本人メジャーリーガーの扉を開けた村上雅則氏(時事通信フォト)
《通訳なしで渡米》大谷翔平が活躍する土台を作った“日本人初メジャーリーガー”が明かす「60年前のMLB」
NEWSポストセブン
スタッフの対応に批判が殺到する事態に(Xより)
《“シュシュ女”ネット上の誹謗中傷は名誉毀損に》K-POPフェスで韓流ファンの怒りをかった女性スタッフに同情の声…運営会社は「勤務態度に不適切な点があった」
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(時事通信社/読者提供)
《動機は教育虐待》「3階建ての立派な豪邸にアパート経営も…」戸田佳孝容疑者(43)の“裕福な家庭環境”【東大前駅・無差別切りつけ】
NEWSポストセブン
未成年の少女を誘拐したうえ、わいせつな行為に及んだとして、無職・高橋光夢容疑者(22)らが逮捕(知人提供/時事通信フォト)
《10代前半少女に不同意わいせつ》「薬漬けで吐血して…」「女装してパキッてた」“トー横のパンダ”高橋光夢容疑者(22)の“危ない素顔”
NEWSポストセブン
“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン