国内

悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表

悠仁さまが国際会議へ

悠仁さまが国際会議デビューへ

“若き研究者”がついに国際会議デビューを果たす。8月25日から5日間、京都で開催される国際昆虫学会議に《Hisahito Akishinonomiya》と、悠仁さまの名がエントリーされているのだ。

 今年で27回目を迎える国際昆虫学会議は、昆虫学の分野では世界最大規模の学会で「昆虫学のオリンピック」と呼ばれることもある。その歴史は古く、1910年の第1回以降、世界各地で4年に1度行われてきた。

「今年は44年ぶりに日本で開催され、国内から1400人、国外38の国と地域から1000人の参加が見込まれています。口頭発表やポスター掲示での発表のほか、一般の方に昆虫学に触れてもらうための企画も用意されています」(会議関係者)

 前回のフィンランドでの学会に参加した東京都立大学・理学部生命科学科の矢崎英盛特任助教が説明する。

「分類や進化のような基礎的な研究から、害虫防除、昆虫が媒介する病気、最近話題を集めている昆虫食といった、昆虫のあらゆる分野に関する研究発表が行われます。また発表のあとは、各国の参加者と議論する機会もあります。なかなか会うことができない海外の昆虫学の研究者が一堂に会し、自分の研究に新しい視点を加えるチャンスにもなる、大変刺激的な学会です」

 悠仁さまといえば、昨年11月に発表された『赤坂御用地のトンボ相─多様な環境と人の手による維持管理─』という論文が話題になったが、今回発表されるのは別の研究だという。

「『皇居の動物相モニタリング調査』についての成果発表を行われるそうです。この調査は、上皇さまの発案で、1996年から国立科学博物館が行ってきたもので、継続的に皇居内の生態系を調べ上げています。悠仁さまもこの調査にトンボの分野で携わっているそうで、お住まいである赤坂御用地から頻繁に皇居を訪れては、熱心に研究されているといいます」(宮内庁関係者)

 今回、悠仁さまは研究成果をポスターセッションという形で発表される。自身の研究を規定のサイズの用紙にまとめたものを掲示し、来場者たちに研究について説明をしたり、議論を交わしたりするという。

「なかでも注目されるのは、『英語力』です。国際会議なので共用語は英語ですし、ポスターセッションでも実践的な英語力が求められます。先日、通訳がいない状態でルクセンブルクの皇太子を夕食会でもてなされた悠仁さまですから、コミュニケーションについても、問題ないのではないでしょうか」(皇室記者)

 現役高校生でありながら、公務に同席されたり、トンボの研究に励まれたりと、大忙しの悠仁さま。

「皇族としてのお立場があると同時に、悠仁さまには『高校生』『研究者』というお立場もあります。悠仁さまご自身も、そうしたオープンな場に参加し、研究者としての経験を積み、刺激を受けることをとても楽しみにされているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 現在高校3年生の悠仁さまの進路について本命視されているのが、学校推薦型選抜制度(旧推薦入試)を用いた東京大学への進学だ。

「悠仁さまはいま、受験勉強というよりもトンボの研究に夢中になっておいでのようです。一途なトンボ愛を貫き続ける姿勢と、国際会議に出席という実績により、いよいよ『推薦合格』に王手を掛けたという安心感があるのかもしれません」(前出・皇室記者)

 大空に飛び立たれようとしている。

※女性セブン2024年7月11・18日号

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
8月20日・神戸市のマンションで女性が刺殺される事件が発生した(右/時事通信フォト)
《神戸市・24歳女性刺殺》「エレベーターの前に血溜まり、女性の靴が片方だけ…」オートロックを突破し数分で逃走、片山恵さん(24)を襲った悲劇の“緊迫の一部始終”
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
決勝の相手は智弁和歌山。奇しくも当時のキャプテンは中谷仁で、現在、母校の監督をしている点でも両者は共通する
1997年夏の甲子園で820球を投げた平安・川口知哉 プロ入り後の不調について「あの夏の代償はまったくなかった。自分に実力がなかっただけ」
週刊ポスト
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン