「星野仙一氏(70)は北京五輪でメダルを逃しているだけに、リベンジに燃えているようです」(NPB記者)
自ら“やる気”を口にしたのが、2004年のアテネ五輪の際に脳梗塞で倒れた長嶋茂雄氏に代わってチームを率いた中畑清氏(63)である。
「2月末に行なわれたトークショーで『(侍ジャパン監督就任はいつか、と聞かれて)あとちょっとかな』と冗談まじりに話していたけど、実はかなり本気。アテネ五輪は銅メダルに終わり、プロ野球監督としても優勝経験がないので、一花咲かせたいはず」(同前)
楽天での監督経験がある、野球評論家の田尾安志氏に誰が適任かを聞いた。
「現役監督は自分のチームのことで精一杯。監督経験者が日本代表を率いるのが妥当でしょう。WBC監督は『勝って当然、負ければ叩かれる』というプレッシャーに強くなければつとまらない。そういう点では、代表監督経験がある原さんや中畑さんが適任。この2人なら、プライドが高い代表選手たちを率いられるはず」
悲願の金メダルをたぐり寄せるのは誰か。
※週刊ポスト2017年4月14日号