「7月27日、民進党の蓮舫さん(49才)が代表辞任を発表したちょうどその日、防衛相を辞めると明らかにしました。呆れたのは、そのタイミングです。蓮舫さんが会見した4時間後に辞意が伝わった。蓮舫さんに被せることで、自分の辞任のニュースが小さくなるようにしたかったのでしょうけど、あまりにズルい」(前出・政治記者)

 女性政治家が、永田町という男社会で生きて行くことは簡単ではない。女性のリーダーシップに詳しいコミュニケーションの専門家・岡本純子氏の分析。

「リーダーシップには“有能さ”と“温かみ”という2つの要素が必要です。ただし、温かみには大きな性差があります。男性がスピーチで物腰柔らかく声をかけると、“優しい”と肯定的にとらえられますが、女性リーダーの場合、“弱々しい”と思われてしまう」

 稲田氏はまさにこのタイプ。

 逆に男性リーダーが大声で叫んだり、ちょっとキレても「力強い」「情熱的」「真剣」と評価されるが、女性リーダーは「ヒステリック」と受け止められてしまう。蓮舫氏のパターンだ。

「両方を絶妙なバランスでやっているのが小池百合子都知事(65才)です。弱々しすぎず、強すぎない。感情のコントロールが非常に巧みです」(岡本氏)

 女性が第一線で活躍するのは難しいが、あくまで失敗は個人の資質のこと。女だから…と一括りにされるのは困ってしまう。

※女性セブン2017年8月17日号

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