芸能

梅沢富美男が理想の「芸能界の御意見番」たる理由とは?

いま「芸能界の御意見番」といえばこの人

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、梅沢富美男に見る昨今の「御意見番」事情を考察。

 * * *
 和田アキ子、デヴィ夫人、上沼恵美子、美川憲一、マツコ・デラックスに梅沢富美男。現在、「芸能界の御意見番」と呼ばれている面々である。

 なかでも、昨年来、「再ブレイク」と評される梅沢富美男をテレビやイベントで見ない日はない。本人曰く、オファーが20数本とも40本近くもあったのに1本も決まらなかったテレビCMにも、「32年ぶり」に出演。PS4向けゲーム「NEWみんなのGOLF」と「阪九フェリー」、そして、おなじみ「RIZAP」だ。

「RIZAP」は、梅沢が準レギュラーで出演する『バイキング』(フジテレビ系)とのコラボ企画。先日、初めて“ビフォー”姿を撮影した現場に番組カメラが潜入した。

 坂上忍を始め出演者らが予想以上に“ポッコリ”な梅沢のお腹に驚きの声を上げると、「太れ、太れって、うるさいんだよッ」と、「RIZAP」CMの“裏側”を暴露。ビフォー&アフターを劇的なものにするため、まず、「RIZAP」側から、たくさん食べるよう求められたというのだ。

 通常、CM出演には、契約上「言ってはいけない」「やってはいけない」ことが数えきれないほどあるものだが、怖いモノ知らずの梅沢には関係なし、だ。

 果たして「結果にコミット」し、事前の健康診断で判明した複数の成人病を克服した暁には、「にこるん」こと藤田ニコルと海外で水着デートをしたいという夢を明かす梅沢。

 そして、もう一つ、「『バイキング』にランニングで出る」という目標も明かした。「武井壮ばかりに着させてる場合じゃない」とのことだ。

 梅沢富美男の再ブレイクは、ハッキリした物言いが中高年の視聴者にウケているのはもちろんなのだが、こうして若い世代のタレントと積極的に交流していることも、幅広い層の好感度を上げることに繋がっているのだ。

 あの橋本マナミに御執心だった時期もあったが、「いまは、にこるん」。“愛人”橋本への公開アプローチは、やや生々しかったが、にこるんとは、若者トレンドを学び合う仲。ちなみに、梅沢のスマホデビューにも、にこるんは関わっていて、「絵文字はないけど一生懸命」な梅沢からのメールをにこるんは高評価。こうした様は、若者層から「可愛いオジサン」と認識されている。

“狙って”若年層の人気獲得に動いているワケではもちろんなくて、本気で、にこるんのことを「いい子なんだよ」と番組で絶賛する梅沢。彼女と仕事をした多くの大人たちは同意見だが、それを他のコメント同様、大きな声で躊躇せずハッキリ述べるのが梅沢なのだ。

 梅沢の著書『富美男の乱』(小学館刊)が、内容に反して「とてもカワイイ装丁」だと評判だが、にこるん世代にも手に取ってもらうためには正しすぎる判断と言えよう。

 さて、件の『バイキング』は昨今、「大御所が出たがる番組」として定着しつつある。横並びの生放送の情報番組の中で、唯一、バラエティー班が制作しているからか、大御所が所属する老舗芸能プロからの“営業”が少なくないらしい。

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン