芸能

芦田淳さん 女子アナにもファン多くウエディングで着た人も

そのデザインは多くの人に愛された(写真/共同通信社)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はファッションデザイナーの芦田淳さん(享年88)について。

 * * *
 ファッションデザイナーの芦田淳さんが20日午後9時32分、肺炎のため、都内の自宅でお亡くなりになっていたことが22日わかり、23日付のスポーツ紙各紙に大きく報じられた。

 それを受けて、ワイドショーでも、同じく日本を代表するファッションデザイナーの森英恵氏や桂由美氏、そして妻の小林麻央さんが顧客で家族ぐるみのつきあいをしていたという市川海老蔵らのコメントを紹介していた。

 芦田淳さんを紹介するとき、最初に出てくるのは皇后美智子さまのお名前。1966年から10年間、美智子さまの専任デザイナーを務めていたからだ。さらに、1993年、皇太子妃雅子さまの御結婚ではイブニングドレスをデザインしている。

 また、全日空のCAや帝国ホテルの従業員の制服から広島アジア大会、アトランタ五輪などの日本代表選手団の公式ユニホームも手がけていらした。

 実は芸能界にも芦田淳さんデザインのジャケットやワンピースを着てテレビ出演している人たちがいる。こちらの筆頭は浅丘ルリ子さんだろうか。自身が出演した舞台『伝説の女優』の衣装も芦田淳さんが手がけたことがあったほど、親交が深い。

 次女であり、かつては『ミスアシダ』、現在は『TAE ASHIDA』のデザイナーである芦田多恵氏も含めると、芦田ブランドのウエディングドレスでお嫁にいく女優や女子アナは本当に多かった。

 現在、『ジュンアシダ』の社長は、その多恵氏の夫で、山東昭子参議院議員の甥である山東英樹氏が務めている。英樹氏は日本興業銀行の銀行マンだったが、多恵氏との結婚を機に『ジュンアシダ』の名広報として活躍。山東昭子議員の影響なのか、もともとの趣味なのか、国会議員のプロフィールなど、身辺情報をよくご存じでもあった。

 そんな英樹氏が仕切る、年に2回のコレクションに訪れる顧客の中には、女性アナウンサーも数多くいた。

 例えば、日本テレビの笛吹雅子アナは、仲良しの後輩、松本志のぶアナや西尾由佳理アナと連れ立って、最前列で食い入るようにコレクションを見ていた。

 また、多恵氏デザインのウエディングドレスで結婚披露宴を行ったのは元フジテレビの中井美穂アナ。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン