左上から時計回りに薬丸、布川、本木、尾形大作、早見、中森、松本、小泉、堀、石川


「ちえみちゃんと妻の秀美ちゃんは同い年。子供の心配が絶えない中、彼女の気持ちを思うと同じ親として期するものはヤックンの中に当然あったでしょう。それに82年組同期の中でも、ヤックンとちえみちゃんは当時から2人でも遊びに行くほど仲がよかった。

 当時、ヤックンはすでに秀美ちゃんとつきあっていて、交際を隠すためにわざとちえみちゃんと仲よくして、マスコミを煙に巻いていたともいわれていましたけどね。もちろん、嘘か本当かはさておき、ちえみちゃんのおかげで秀美ちゃんとの交際がバレずに結婚できたと聞いたこともあります。いろいろな意味で今でも恩に感じているんでしょうね。そんな同志の闘病にポーカーフェースではいられなかったんでしょう」(別のベテラン芸能記者)

 薬丸は堀から「発表前に同期に知らせてほしい」ということと「同窓会をやりたい」ことを伝えられたという。

「薬丸さんは責任感が強い。すぐに長らく疎遠になっていたというシブがき隊の元メンバーたちや小泉さんに連絡を取ったそう。みんな快諾したそうで、情報を共有しながら、堀さんの体調に合わせて同窓会を開くことになったそうです」(前出・芸能関係者)

 連絡先がわからなかったのは明菜だけだったが、小泉が「たどれるかもしれない」と連絡係を請け負った。

「一匹狼的な明菜さんが、いちばん信頼していたのは小泉さんだった。デビューの年、生卵事件があった。82年組が並ぶ武道館のステージに、興奮したファンが投げた生卵が小泉さんの顔面を直撃。その時、割れた卵で顔や衣装がぐちゃぐちゃになった小泉さんの元に明菜さんが誰よりも早く駆け寄り、手を引いて一緒に舞台裏に引っ込んだ。アイドルらしからぬ2人だったので、気も合ったんでしょう」(前出・ベテラン芸能記者)

 明菜が1989年に自殺未遂騒動を起こして大手事務所を辞めた後も、小泉が2004年に離婚した時も、2人でお酒を飲むなど関係は続いていたという。堀がつないだ82年組の縁。そして今度は82年組の絆が堀の背中を押す。

※女性セブン2019年3月14日号

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