眞子さまは訪れた養護施設で、見送りの男の子をハグされた(7月17日、ボリビア・サンタクルス 撮影/横田紋子)

 しかし、眞子さま(27才)の結婚延期や、愛子天皇待望論の高まりを受け、状況は一変する。

「憲法の規定上、皇族方は、皇室制度について意見を述べられる立場ではありません。とはいえ、上皇陛下がご自身の生前退位を希望され、世論の後押しで実現された前例があります。女性天皇実現についても、天皇皇后両陛下ご一家に大きな影響があることなので、両陛下にご意見を求めるべきだという声も根強い。

 現実的に言っても、両陛下や愛子さまが、女性天皇をどう考えていらっしゃるかを、無視はできないはず。つまり、紀子さまにとっても『悠仁天皇』が実現するかどうかは、雅子さまのお考えも少なからず影響するということです。

 それだからでしょうか、このところ紀子さまが雅子さまに歩み寄られたり、倣われたりすることが、増えているように感じます」(前出・皇室ジャーナリスト)

 訪欧後の公務が続いた20日、紀子さまは横浜能楽堂(神奈川・横浜)の特別公演「大典 奉祝の芸能」を鑑賞された。

「天皇陛下の即位を記念した演目で、紀子さまは2階の最前列で鑑賞されたそうです。 実は紀子さまは6月にも横浜能楽堂を訪れ、御代がわりを記念した琉球舞踊を、眞子さまと共に鑑賞されました。

 2度にわたって即位をお祝いする公演をご覧になり、公務でお忙しい中でも“即位をお祝いする”という姿勢は、両陛下との距離を縮めるものになったのではないでしょうか」(皇室記者)

 紀子さまはご結婚以来、「美智子さまスタイル」を身につけることに心血を注いでこられたが、最近は「雅子さまスタイル」を踏襲されることに、舵を切られたようだ。

「紀子さまは9月11日の誕生日の際、会見を開かず文書で記者からの質問に答えられるといわれています。

 美智子さまは皇太子妃時代、誕生日に際して会見を開かれていました。雅子さまも皇太子妃となられた当初は会見をされましたが、療養生活に入ってからは文書回答に切り替えられました。

 本来、皇太子妃待遇の紀子さまは会見に臨まれることが自然なはずです。しかし、雅子さまのやり方を尊重され、それに倣おうとされたのでしょう。これまで“ライバル関係”ともいわれた紀子さまが、雅子さまに歩み寄られる意思表示をされたようにも感じられました」(宮内庁関係者)

 おふたりは昨年5月、栃木県にある宮内庁管轄の農場「御料牧場」でそろって静養された。当時の東宮家と秋篠宮家のご静養の日程が重なるのは極めて異例のこと。その時から、雅子さまと紀子さまのご関係は変わりつつあったのかもしれない。

※女性セブン2019年8月8日号

天皇になられる準備が進められる悠仁さま(撮影/JMPA)

天皇になられる準備が進められる悠仁さま(撮影/JMPA)

関連記事

トピックス

クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン