今年、活躍の場が少なかった選手たちの伸びしろとFA選手の力量を、総合的に考えた上でどう判断するかがポイントとなる。
「過去の人的補償で、巨人のファームには他球団に行けば、十分戦力になる投手が沢山いると証明されている。美馬が山口俊のように先発の格になってくれれば申し分ないですが、年5~6勝しか挙げられない可能性もある。その場合、人的補償で選手を失うリスクも考える必要があるでしょう。美馬は来年34歳で、あと何年、先発ローテーションを守れるかわからない。FAに頼るのではなく、高田萌生などこれから伸びそうな若手に期待するという選択肢もあります」
毎年のようにFAで戦力補強を狙う巨人だが、そこには人的補償という厄介な問題がついてまわるようだ。