芸能

史上最高の「大河ドラマ」総選挙ベスト20

 近年の大河のなかで、「映像面で従来とは違う新機軸を打ち出した」(ドラマ評論家の成馬零一氏)と評価が高いのが3位にランクインした『龍馬伝』(2010年)だ。

「画面に砂煙が舞っているような特徴的な映像を作ったり、生々しさや臨場感溢れる映像によって作品のリアリティが増しました」(同前)

 一方、ストーリーの新しい見せ方が話題になったのが2位にランクインした『真田丸』(2016年)。

「三谷幸喜脚本で、戦国モノながら戦いの場面はあまり描かれず、議論のシーンのほうが多かった。台詞の掛け合いや主人公たちの心の動きを楽しめるものだった」(同前)

 2022年に放送予定の大河『鎌倉殿の13人』でも三谷氏が脚本を務めることが発表されている。

 現在放送中の『麒麟がくる』は、歴史上では「悪人」として描かれる明智光秀が主人公なだけに今後どのようなストーリーになるのか注目を集めている。同作品の時代考証を担当している前出の小和田氏が言う。

「光秀は謎の多い人物ですが、彼が書いた文書(手紙)のなかには、戦でケガを負った家臣に対して『傷の具合はどうだ?』『良い薬があるから送る』といった内容のものが多い。私は戦国武将の文書を何千通も読んできましたが、光秀ほど家臣に労りの声をかけた武将はいません。脚本家の方には光秀の人間像がわかるエピソードを伝えてあります」

 過去の名作を超える傑作になるだろうか。

※週刊ポスト2020年2月14日号

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン