外務省で働くなか、お妃候補として常に注目を集められた

 2月8日から、皇居・東御苑にある三の丸尚蔵館では『御即位記念特別展 令和の御代を迎えて』が開催されている。同展は2期制で、第1期では、即位関連儀式の解説や、上皇陛下から譲り受けられて天皇陛下も背負われたランドセル、米ハーバード大学時代のご友人から贈られた雅子さまの木製の椅子など、初公開の貴重な品々が並ぶ。なかでも注目を集めたのは両陛下の大学時代の卒業論文だ。経済学を学ばれた雅子さまのハーバード大の卒論は『輸入価格ショックへの対外調整:日本の貿易における石油』と題されたもの。

「雅子さまの論文は英文で書かれ、当時から堪能な語学力がうかがえました。展示を見た外国人観光客は『エクセレント!』と驚嘆していました」(別の皇室記者)

 展示ではそのほか、雅子さまの幼少期やハーバード大卒業式、英オックスフォード大学留学時の写真も公開され、雅子さまのご結婚までの足跡を辿れる内容となっていた。

「特別展の図録には、外務省で勤務されていた頃、ベーカー米国務長官(当時)が来日した際に、竹下登元総理の通訳を務める雅子さまの写真も掲載されていた。しかし実際には、雅子さまのキャリアを象徴する外務省時代に関するものは展示されていません」(前出・別の皇室記者)

 結論から言えば、外務省時代の写真は、展示品が入れ替えられた第2期に展示されるという。なぜ外務省時代の写真の展示は後ろ倒しにされたのか。「そこには、いかにも雅子さまらしいご配慮が感じられます」と、ある皇室ジャーナリストは言う。

 2014年10月、日本橋高島屋(東京・中央区)で『天皇皇后両陛下の80年──信頼の絆をひろげて―』と題された特別展が開催された。上皇上皇后両陛下の傘寿をお祝いし、美智子さまの幼稚園時代の作品などゆかりの品々約130点と、約170点の写真が並んだ。

「美智子さまが使用された乳母車など私生活を垣間見せる展示で、大盛況に終わりました。美智子さまの中学・高校の英語の教員免許も公開され、そのとき初めて“美智子さまは教員免許をお持ちだった”と知った関係者も多かった。

 今回の特別展で雅子さまのプライベート色が強く打ち出されたのは、そのときの展示に倣ったのでしょう」(別の皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン