その昔、かの大御所歌姫が、「昔の歌の方がよかったという人は、昔の自分自身が好きなだけ」と言っていましたが、ジャニーズに限って言えば、それだけではありませんよね。昔の自分も大切だけれど、昔の彼らも大好きだし大切なのです。

 こうした想いを刺激するべく、新時代のジャニーズ・コラボは目に見えて進化を遂げ、キラキラの化学反応を見せてくれています。

 昨年、『24時間テレビ43・愛は地球を救う』(日本テレビ系)で、V6の井ノ原快彦クン(45才)を筆頭に、NEWSの増田貴久クン(35才)、キスマイの北山クン、ジャニーズWESTの重岡大毅クン(29才)、King & Princeの岸優太クン(26才)がメインパーソナリティーを務めた際、「この手があったか」と膝を打ったものです。

 地味という声も外野からは聞こえてきましたが、“あったか5兄弟”と、そのキャラクターを評された5人は、今年4月期に井ノ原クン、7月期には弟たち4人全員が連続ドラマで見事に爪痕を残しました。井ノ原クンは、先輩として、『24時間テレビ』の経験者として、しっかり後輩たちをプロデュースしてくださったのだと思います。

 そして、いまや副社長になられた滝沢秀明さんが現役時代から積極的になさっていた後輩たちのプロデュースについては、関ジャニ∞の大倉クンが熱心だった「なにわ男子」のデビューが決定しましたね。

 もともと関西勢は、まとまりがあって仲もよくて、インタビューをさせていただくと必ず後輩の名前や活躍を織り込んで話してくれるという特徴がありましたっけ。

 その「なにわ男子」では、木村拓哉クン(48才)、松本潤クン、King & Princeの平野紫耀クン(24才)、Snow Manの目黒蓮クン(24才)ら“超人気者”とドラマや映画でコラボを果たした道枝駿佑クン(19才)の名前が四文字熟語のように浸透中。加えて大倉クンのプロデュースが「なにわ男子」の知名度をハイスピードでアップさせているのです。

こんなにファンが歓喜するキャスティングがあるのかと心躍る

 先輩、後輩という間柄ではないものの、『DREAM BOYS』で「ベストフレンド」というべきSexy Zoneの菊池風磨クンとSixTONESの田中樹クン(26才)が主演すると聞いたときにも、こんなにファンが歓喜する素敵なキャスティングがあるのかと、心が躍りました。TOKYO DOME CITY HALLで風磨クンが行った単独ライブにおいて、樹クンは2年連続で盛り立てていましたからね。その2人が“ドリボ”でメインを張るなんて。双方のファンの皆さんは、それこそ当時を想い出しながら幸せな気持ちになったことと思います。

 そして近年、ジャニーズの取り組みとして忘れるわけにはいかないのがブログやYouTube、SNSです。事務所がこれまでインターネットに積極的ではなかったことは周知の事実で、その背景には「所属タレントを守る」という徹底した信念があったことをファンの皆さんは理解されていたと思います。

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン