上皇陛下に寄り添われている(2019年9月、東京・文京区。時事通信フォト)

上皇陛下に寄り添われている(2019年9月、東京・文京区。時事通信フォト)

上皇陛下のお気持ちを美智子さまが代弁

 美智子さまは9月16日、右ふくらはぎの血栓の経過観察で宮内庁病院に向かわれた。

「幸いなことに大事には至らず、いまは薬も服用されていないといいます。ただ、数年前から続いているという微熱や指のこわばりは治まっていないようです。趣味のピアノを弾くことのできない日々はおつらいでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 上皇陛下の健康状態もご心配だろう。上皇陛下は9月25日、東大病院で右目の白内障と緑内障の手術を受けられ、今年7月には右心不全と診断された。昨年12月の発表文書では、上皇陛下のご様子について「時折お歳相応にお忘れになったり、ご記憶が不確かになられること」があるとされた。

「以前と比べてお忘れになることも増えているそうです。時には上皇陛下のお気持ちを美智子さまが代弁されることもあるそうで、さみしい思いもおありではないでしょうか。また、美智子さまは、エリザベス女王の逝去に大きなショックを受けられたそうです」(皇室関係者)

 エリザベス女王の国葬は、その温かさもさることながら、ロイヤルファミリーが集合したことも大いに話題を呼んだ。英王室を離脱し、妻のメーガンさんとともに英王室の内情を“暴露”して注目を集めたヘンリー王子も帰国した。大切な機会に家族が一堂に会する──その光景をみて、美智子さまはどのような思いを抱かれただろうか。前述の通り、20日に美智子さまは米寿を迎えられる。

「77才の喜寿のお祝いの際には、午前中から宮殿で祝賀行事が行われ、両陛下、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方がお祝いに集まられました。正午からは元皇族やご親族なども集まり、さらに夕刻には、愛子さま、佳子さま、悠仁さま、そして眞子さんも御所を訪問された。また、上皇陛下の80才の傘寿のお祝いには、皇族方や元皇族ら40人が集まりました。愛子さま、眞子さん、佳子さま、悠仁さまも出席され、和やかに食事を楽しまれました」(皇室記者)

 本来ならこのように賑やかに開催されるが、昨年、上皇陛下が米寿を迎えられた際には、コロナ禍の影響で、両陛下や秋篠宮ご夫妻らが入れ代わりに挨拶に訪れる形となり、一堂に会すことは叶わなかった。

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