国内

愛子さまと悠仁さま、安倍氏襲撃事件に翻弄される運命 女性・女系天皇、女性宮家創設…議論は停滞

おふたり

おふたりに関する“将来”に向けた議論が、停滞している(写真/JMPA)

 愛子さまも悠仁さまも、皇室に生まれた時点で、「皇族としての人生」を歩むことを宿命づけられている。一方、時の為政者の思惑によって、その人生の道筋は、いつも振り回されてきた。憲政史上最長の政権を築いた安倍元首相の生き方と去り方は、おふたりに何を強いたのか。

 秋篠宮家の長男・悠仁さまは7月末、鹿児島県で開催される全国高校総合文化祭に出席される。「文化部のインターハイ」とも呼ばれる行事で、開会式への臨席や展示会場の視察が予定されている。

「悠仁さまが秋篠宮ご夫妻の地方公務へ同行されるのは、今回が初めてです。ご両親のなさりようを間近でご覧になることで、成年皇族、そしてその先の“将来”に向けて本格的に始動されたということでしょう」(皇室記者)

 一方、天皇家の長女・愛子さまは多忙な夏を迎えられた。

「コロナ禍以降長らく控えられている、ご一家での“御用邸でのご静養”が検討されています。ただ、大学4年生の愛子さまは、卒業論文に腰を据えて取り組む時期。その先の海外留学も見据えられているでしょう。準備にお忙しい様子で、ゆっくり夏休みを楽しんでばかりもいられないようです」(宮内庁関係者)

 それぞれに充実した夏を迎えられた愛子さまと悠仁さま。その急成長ぶりの一方、おふたりの将来を大きく左右する「皇位継承についての議論」はさらなる混乱を招き、先が見えない。きっかけは、1年前、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた悲劇だった。

 岸田文雄首相は、通常国会が閉会した6月21日の記者会見で「先送りできない課題に一つひとつ結果を出していく」と決まり文句を述べた。それなのに、今年2月の自民党大会で、その「先送りの許されない課題」として挙げた、安定的な皇位継承についての議論は放ったらかしのままだ。

 皇位継承をめぐっては、2004年、皇室に男子が長らく誕生していないことに危機感を募らせた小泉純一郎政権下で「皇室典範に関する有識者会議」が立ち上げられ、翌2005年に「女性・女系天皇を認めて、皇位継承順位は男女を問わず第一子を優先する」という報告書が提出された。当時、「愛子天皇」の誕生、さらに愛子さまのお子さまが皇位を継いでいく未来が限りなく現実味を帯びていた。

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン