イギリス・アスコット競馬場での美智子さまとエリザベス女王(1976年)

イギリス・アスコット競馬場での美智子さまとエリザベス女王(1976年)

最終目標は政界進出

 もし離婚となれば、メーガンさんのセレブ生活はたちまち立ち行かなくなる。

 英王室時代から、メーガンさんの浪費癖は知られたもので、アーチー王子を妊娠した際には、約43万ドル(約6000万円)を費やして出産前の妊婦を祝うベビーシャワーを米ニューヨークで開催した。さらに出産に際して「赤ちゃんのため」としてウィンザー城内のコテージに引っ越し、そのリフォーム費用は約300万ドル(約4億2000万円)にのぼった。

 ふたりの間に隙間風が吹く原因となったのは、メーガンさんの“最終目標”である、政界進出への野心が原因だとみる向きがある。

「ヘンリー王子は『スペア』でコカインや大麻などの薬物使用を明かしました。薬物スキャンダルは、政界進出においては致命的。メーガンさんは、ヘンリー王子が踏み込んだ内容を書きすぎたことに激怒したのではないでしょうか。

 実際に、『スペア』の宣伝インタビューには、メーガンさんの姿がどこにもありませんでした。一方でメーガンさんがヘンリー王子を手放すわけにはいかない理由もある。

 現在、ふたりの収入源は暴露ビジネスの報酬のほかに、ダイアナ元妃の遺産から14億円、故・エリザベス女王の母のエリザベス皇太后の遺産から23億円、ヘンリー王子の軍人年金から月50万円があります。メーガンさんにとって、失うのは惜しい額でしょう」

 苦境を見越してか、メーガンさんは今年5月、アメリカ最大手のタレント事務所と新たに契約した。

「実は、事務所のCEOの兄が駐日大使で、政界に縁が深いのです。彼女は将来の政界進出を見越して、計画を練り直すつもりなのかもしれません」

 そうしたメーガンさんの虚栄心や、英王室をとことん利用するという貪欲さに、ヘンリー王子はようやく気づき始めたのかもしれない。この夏、ヘンリー王子はNetflixのドキュメンタリー撮影のため、単身でアフリカ大陸に渡る予定だという。

「最近、ヘンリー王子が家族で住む豪邸にほど近いマンションに、単身用の部屋を借りたという話があります。さらに離婚弁護士を雇ったという話まで漏れ伝わってきており、メーガンさんに対する拒否反応は相当強くなっている。

 メーガンさんが英王室に戻れるとはとても思えないので、戻るとしたらヘンリー王子ひとり。そのときふたりが別居か離婚かどちらの選択肢を取るかはわかりませんが、一筋縄とはいかない。ヘンリー王子にとっては大誤算だったでしょうね」

 ヘンリー王子とメーガンさんの問題は、小室圭さんと眞子さんにとっても対岸の火事ではない。小室さんは部署異動の関係で、近い将来ワシントンに移住する可能性が高く、眞子さんは別居を検討せざるを得ないとみられている。

「ヘンリー王子とメーガンさんの関係は、眞子さんの婚約中から引き合いに出されてきました。異例のプロセスを踏み、アメリカで生活しているふたりは、小室さん夫婦の“先輩”ともいえるでしょう。

 しかし、結婚5年目で、ヘンリー王子は破綻を迎えつつある。眞子さんはこの状況に戦慄しているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 ヘンリー王子の“出戻り”希望は叶うだろうか。

※女性セブン2023年8月10日号

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