保護犬と共に成長されてきた(2021年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

保護犬と共に成長されてきた(2021年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

 また、インスタグラムの投稿写真に文章を添えることはほとんどなく、ご友人の投稿にコメントをしたり「いいね」したりすることもなかったという。

「人物が写ったもの以外だと、犬や猫の写真を投稿されることもありました。かなりの接写もあり、ペットたちが愛子さまに懐いているのが伝わってきました」(前出・学習院関係者)

 これまで、「ピッピ」「まり」「由莉」といった保護犬や、「ニンゲン」「みー」「セブン」といった保護猫と暮らしてこられた愛子さま。今年6月には、愛子さまが撮影された愛猫の写真が公開されたこともあった。そうした写真を、愛子さまは自身のSNSにもアップされていた。さらには、“推し活”の様子も共有されてきた。

「好きな男性アイドルの誕生日に、バースデーケーキを用意し、“生誕祭”を行う写真を投稿されていました」(前出・学習院関係者)

 友人との時間、大事なペット、そして、推し活──投稿には、同世代と何ら変わらないプリンセスの日常が垣間見られた。

承子さんの「mixi」流出騒動

 だが、そうした思い出深い数々の写真は突然、そのすべてが削除された。

「社会人になられたときには、写真はすでに全削除されていました。2021年に成人を迎えられ、今年4月には就職され、社会人として日々お仕事に励んでいらっしゃいます。社会的責任が増すことを自覚され、不都合なことが起こる前に“対応”されたということなのでしょう」(別の学習院関係者)

 背景には、SNSを巡る皇室の過去の混乱があるようだ。

 2007年、当時流行していたSNS「mixi」に、高円宮家の長女・承子さまが書かれたとみられる文章が流出したことがある。当時、承子さまはちょうど20才。英エディンバラ大学に留学中だった。

《私も親さえ良いなら、胸にヤモリの刺青入れたいんだけどなぁ~・・・間違いなく縁切られますからね(笑)》
《昨日スクールディスコに行って、帰ってきたら朝4時とか。こっちで彼氏と一緒じゃないクラブは久々だったから(別れたからね。)なんか楽しかったけどね》

 あまりに赤裸々な書きぶりに、アカウントの乗っ取り説まで飛び出したほどだった。この“流出騒動”の翌年7月、承子さまはエディンバラ大学を中途退学され、日本へ戻られた。

 もしも愛子さまがSNSに日常生活を包み隠さず記され、それが意図せず多くの人の目に触れるようなことがあれば、波紋を招くことは避けられない。

「同じ皇族とはいえ、宮家の女王である承子さまと、いまの天皇の娘である愛子さまには大きな違いがあります。愛子さまは承子さまの“mixi事件”のこともご存じで、そうした自覚をお持ちなのでしょう。極めて慎重なSNSの運用姿勢には、『絶対に両陛下にご迷惑をかけてはならない』という強いご覚悟が感じられます」(前出・宮内庁関係者)

後編へ続く

※女性セブン2024年7月11・18日号

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