国内

【宮内庁の公式回答が物議】悠仁さま「秋の園遊会に参加へ」異例の発表、紀子さまが判断を焦られた背景に愛子さま人気の高さか

悠仁さまが園遊会に出られる背景は(2022年7月、東京・千代田区。写真/JMPA)

悠仁さまが園遊会に出られる背景は(2022年7月、東京・千代田区。撮影/JMPA)

「関ヶ原の戦いの頃、このあたりには家があったのですか?」──関ヶ原の戦いを紹介する岐阜関ケ原古戦場記念館。展望台から外の景色を眺められた悠仁さまは、そう尋ねられたという。

 秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは7月31日から8月1日にかけて、「全国高校総合文化祭」に出席するため、岐阜県を訪問された。

「岐阜県訪問への悠仁さまの同行は、秋篠宮ご夫妻の強い要望だったそうです。学校期間中は学業優先の方針ということで、高校最後の夏休みを利用して、お出ましの経験を積んでほしいという思いがあったのかもしれません」(宮内庁関係者)

 現在、悠仁さまは筑波大学附属高等学校に通う3年生で、大学受験を控えられているお立場にある。一般の受験生の高校最後の夏は勉強に追われるのが常だが、悠仁さまの受験の準備は順調のようだ。

 東京大学か、筑波大学か、あるいは──。志望校への注目も集まるなか、7月18日に行われた宮内庁長官の会見での、悠仁さまに関する発言が波紋を呼んでいる。悠仁さまは「成年式までは新年一般参賀などの宮中行事や宮中祭祀への参加は控えられる」。しかし、「園遊会などの宮中行事以外の行事には、成年式以前であっても学業の都合がつけば参加される可能性がある」というのだ。

 悠仁さまは、9月6日、18歳の誕生日を迎え、成人となられる。男性皇族の節目の儀式である「成年式」は、来年3月以降に行われる見通しだ。つまり、2025年1月に皇居内で行われる新年祝賀の儀や一般参賀などの「宮中の行事」には成年式前だから出席されないということになる。

 会見で例外とされたのは、お誕生日の後、例年通りであれば11月初旬に行われる秋の園遊会だ。園遊会は「宮中行事以外の行事」ということだが、宮内庁の公式ホームページを参照すると、園遊会は、「宮中のご公務など」というページ内で、新年祝賀や一般参賀などと同列に表記されている。

「明確に定義したものはありません」

 宮内庁に確認すると、「宮内庁ウェブサイトにおける『宮中のご公務など』のページは、国内のお出ましや国際親善を除くご公務等を幅広く紹介するために設けたもの」だとしたうえで、次のような回答があった。
 
「『宮中行事』を明確に定義したものはありません」

 宮中行事に明確な定義がないのであれば、なぜ会見で、園遊会は「宮中行事以外」だと断言することができたのだろうか。皇室ジャーナリストは、背景に秋篠宮ご夫妻の存在を指摘する。

「いくら長官でも、会見において、皇族方に直接関係する事柄を、自身の判断のみで発言することはありません。今回の場合ならば、秋篠宮ご夫妻の了承を得たうえでの内容と考えるのが妥当でしょう。ただ、わざわざ『宮中行事かそれ以外か』という明確な定義のない表現を用いてまで、悠仁さまが秋の園遊会に参加される可能性を示唆する必要があったのかどうか。曖昧な理屈での言及は、事を急いだ秋篠宮ご夫妻の“見切り発車”のように思えてなりません」(皇室ジャーナリスト)

 一般の受験生にとって、11月初旬は本番までのラストスパートをかける大切な時期にあたる。受験の“当事者”であるはずの悠仁さまの秋の園遊会参加には、慎重な判断が求められるだろう。

「成年式を待たず、できるだけ早い時期から悠仁さまの存在感を押し出したいというのは、主に紀子さまのご意向でしょう。仮に悠仁さまが園遊会に参加すれば、両陛下、秋篠宮ご夫妻に続く順番で悠仁さまが歩かれます。つまり、愛子さまよりも前を歩かれることになるのです。愛子さまが皇室のご活動のたびに注目を集めて人気を博し、『愛子天皇』実現の機運を高められていることに、紀子さまは焦りと危機感を抱かれているのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)

 皇室のご活動と大学受験は、果たして両立が可能なのか。悠仁さまの動向に、引き続き注目が集まる。

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン