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三笠宮彬子さまが名誉総裁に就任内定「ツタンカーメン展」で怪しげな人脈がカネ集め “事務局長補佐”は執行猶予中の身

オックスフォードでの留学生活を綴った著書『赤と青のガウン』がヒットしている彬子さま(時事通信フォト)

オックスフォードでの留学生活を綴った著書『赤と青のガウン』がヒットしている彬子さま(写真/共同通信社)

 約100年前に発見されたツタンカーメンの秘宝。最も有名なファラオの副葬品が10年ぶりに日本にやってくる企画が進行中だが、その周辺には盗掘者もびっくりするような怪しげな人脈が見え隠れする。皇室も巻き込まれた騒動を詳報する──。

「このままでは、三笠宮家や彬子女王のお名前にも傷がついてしまうような事態になりかねません。エジプト政府との信頼関係を損なう危険性もありますし、内部からも組織の運営体制を見直すしかない、という声があがっています」

 こう話すのは、今年の年末に開催予定の「ツタンカーメンと黄金の太陽王たち展」の企画団体関係者。

 世界一有名なファラオにまつわる副葬品の数々を展示するイベントがいま、皇室を巻き込んだ騒動に発展している。

 古代エジプトの王・ツタンカーメンの黄金のマスクが初めて日本にやってきたのは、前回の東京オリンピックが開催された翌年の1965年のこと。国内3か所で約295万人を動員し、日本の美術展史上最多の入場者数を記録した。

 さらに、47年後の2012年に開催された2度目の「ツタンカーメン展」も約250万人を動員。ツタンカーメンは日本の展覧会史に金字塔を打ち立ててきた。

「前回の展覧会は当時、皇太子だった天皇陛下も東京・上野の会場に足を運んでくださり、ツタンカーメンにまつわる数々の品物を熱心にご覧になっていました。

 イベント関係者の間では『ツタンカーメン展』は、開催すれば必ず莫大な収益が見込める“ドル箱”として、認知されています。

 今回の展覧会では、中東文化に造詣の深い三笠宮家の彬子さまの名誉総裁就任が内定していると聞いています」(前出・企画団体関係者)

 エジプトの至宝を展示する企画が、日本でたびたび開催されるのはなぜか。そこには現地との窓口となるキーマンの存在がある。

「エジプト政府と特別なパイプを持つAさんという日本人男性がいます。もともとは大手企業のエンジニア出身ですが、エジプトで仕事をしているときに、現地の考古学者と交流を深めたとか。帰国後は映像制作会社を起業し、『世界ふしぎ発見!』(TBS系)の撮影に協力したりしていました。

 Aさんは、エジプトの初代考古省大臣で、前回の展覧会でも監修を務めたザヒ・ハワス博士とは昵懇の仲。有名な考古学者の吉村作治先生の親戚という話も聞いたことがあります」(別の企画団体関係者)

 A氏はアラブ・エジプト地域に強力なコネクションを持つNPO法人とも関係が深い。そのNPOは前回の「ツタンカーメン展」でも主催者の一員として重要な役割を果たした。

 すでにA氏らは開催に向けた“手付金”としてエジプト政府に、億単位のお金を支払っているという。

「過去2回の開催実績から、『ツタンカーメン展』は入場料や展示品の図録の販売収入だけでも100億円が見込まれるビッグビジネス。

 さらに、エジプト政府から許諾を得て、展示品のレプリカを別の国や地域で展示する“リクリエイト展”を開催すれば、収益はもっと大きくなる。それだけに、このビジネスにかかわりたい人は大勢いるのです。

 今回の展覧会では黄金のマスクは来日しませんが、ツタンカーメンが使用した黄金のチャリオット(戦車)が世界で初めてお披露目される予定です」(前出・別の企画団体関係者)

 遺品発掘にかかわった人物が次々と非業の死を遂げたツタンカーメンの呪いはいまも続いていたのか──本来は成功間違いなしとされたビジネスに、コロナ禍の影が差した。

「Aさんたちは当初、2020年の東京オリンピックにあわせて3度目の『ツタンカーメン展』を開催するべく、2018年頃に会社経営者のBさんをプロジェクトの組織委員会事務局長に据え、動き出していました。Bさんの人脈でTBSから5億円の出資も決まり、会場費や宣伝にもめどがついたと喜んでいたのですが、コロナで話が立ち消えになってしまったのです」(A氏の知人)

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