別府港ではマコガレイとマダイの稚魚を放流された天皇皇后両陛下(2024年11月、大分県。撮影/JMPA)

別府港ではマコガレイとマダイの稚魚を放流された天皇皇后両陛下(2024年11月、大分県。撮影/JMPA)

夏頃にご体調が揺らいだ

 かねて雅子さまは病気療養中の身でいらっしゃる。お出ましになる機会が増えているとはいえ、毎年12月の誕生日には必ず、医師団の見解が公表される。61才になられる今年12月の誕生日も同様の対応になることだろう。

「一時期より回復されていますが、お出ましが続くとお疲れが見えることもあります。今年は夏頃にご体調が揺らいでいるように見受けられたことがありました」(宮内庁関係者)

 今年は6月に、チャールズ国王の戴冠式に出席されるためイギリスを訪問された。1週間の滞在中、3日間は国賓としての接遇を受けられた一方、博物館のご見学や在留邦人とのご接見などには陛下がおひとりで臨まれた。

「そうした日程になったのも、雅子さまに過度な負担を強いることがないようにと配慮してのことでした。それでも、長旅のお疲れが帰国後に出てしまわれた」(前出・宮内庁関係者)

 1泊2日での地方公務が、いまの雅子さまにとって精一杯のお務めなのだろう。

「雅子さまの人気は絶大です。陛下がおひとりでお出ましになるのと、両陛下が揃ってお出ましになるのとでは国民の反応が違います。それは雅子さまも重々承知されているでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 しかし、その期待に応えようとされるあまり無理を重ね、以前のように外出すらままならない状態に逆戻りしてしまっては元も子もない。

「ただでさえ皇族の数そのものが減少している現状では、公務の担い手不足が大きな課題になっています。そのうえ、仮に雅子さまが公務に出られないような状況に陥ってしまえば、皇室にとって損失です。体調に心配が尽きない薄氷の状態でなお、雅子さまは隠れた奮闘を続けられているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 そのお気持ちは、必ずや国民の心に響くだろう。

女性セブン20241128日号

関連記事

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン