愛子さまは、雅子さまとのリンクコーデを披露された(写真/共同通信社 )
亡きがらは赤坂御用地内に
天皇ご一家は由莉のほかにもたくさんの動物を保護し、ともに過ごされてきた。まりは赤坂御用地に迷い込んできたところを保護された犬の子供で、まりや由莉と同じく頻繁に天皇ご一家の家族写真に登場する猫のみーやセブンもまた保護猫だった。御所でけがをしたタヌキを見つけ、看病されたこともある。
「幼少期から動物に囲まれて育った愛子さまは、中学1年生の頃に『看護師の愛子』という小説を書かれていて、主人公の『愛子』が小説内でもカモメやペンギンをかいがいしく看病されていました」(皇室ジャーナリスト)
愛子さまの動物愛の深さは、母である雅子さまに由来しているのかもしれない。
「雅子さまは犬や猫はもちろん、ヘビやイグアナなど、どのような動物にも分け隔てのない愛情を示される無類の動物好きです。雅子さまが小学生の頃、自分の周りで犬や猫が生まれるともらい手探しをする先生がいたそうで、雅子さまも雑種犬を譲り受けたことがあるそうです。天皇ご一家が動物の保護に高い関心を示されるのは、雅子さまのそのときの思いが陛下や愛子さまにも共有されているからではないでしょうか」(つげさん)
しかし、どれだけ愛を注いでも動物との別れは避けられない。いつまでも亡きがらを手元に置くことはできないため、一般的なペットは死後、土葬や火葬で埋葬される。
「飼い主が皇族であっても大きな違いはありません。まりのときは遺体を火葬したのち、しばらくは御所で遺骨を安置し、その後埋葬したといいますから、由莉についても同じような方法が取られるのではないでしょうか。
埋葬場所については、赤坂御用地内だとみられます。皇室には『胞衣埋納の儀』と呼ばれる、女性皇族が出産後、地中に胎盤を埋める儀式があります。その場所が赤坂御用地内にあり、近くに動物を埋葬する場所もあると聞きますから、そこに埋められるのでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまとともに成長し、成年皇族として立派に公務を務める姿を見届けてから最期の別れを告げた“妹”は、ご一家との思い出の地で永遠の眠りにつく。
※女性セブン2025年7月17日号