愛子さまとともに、英気を養われた雅子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA) 

愛子さまとともに、英気を養われた雅子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA)

「彼はかなりの筋肉オタク」 

 そんな雅子さまを唯一無二のお立場で支えられてきたのが、愛子さまだ。 

「愛子さまは幼少の頃から、体調に不安を抱える雅子さまのおそばに寄り添ってこられました。ご病気の影響で不規則な生活を送られる雅子さまに合わせて、愛子さまの生活も夜型になってしまわれたこともあったほどです。 

 雅子さまは明らかに、愛子さまと一緒に過ごされることで体調が安定し、本来の明るさを取り戻されます。愛子さまご自身も、それをわかっておられるのでしょうね。 

 昨年は、9月に入るまで両陛下のご静養には同行されなかった愛子さまですが、雅子さまが全身全霊をかけて慰霊の旅に臨まれている今年、お仕事で多忙の中でも“できるだけそばにいて差し上げたい”と考えていらっしゃるのだと思います。この夏、両陛下のご静養にはすべて同行される予定で、愛子さまの母を想うお気持ちは、“熱情”と呼べるほど強いと感じています」(別の宮内庁関係者) 

 今回の須崎の前には7月下旬、前述のようにご家族そろって那須での時間を過ごされた。 

「御用邸内では警察犬の訓練をご覧になり、ご一家で天体観測もされたそうです。ご滞在中は月のない好条件が重なり、土星や天の川、アンドロメダ銀河もご覧になることができたそうです」(前出・別の宮内庁関係者) 

 さらに、ご一家のお気に入りスポットでは、愛子さまのそばに寄り添うある好青年の姿が目撃された。 

「那須どうぶつ王国で、園内を歩む愛子さまの隣に、周囲から頭一つ抜けた背の高い男性の姿があったのです。那須の自然を舞台にしたバードショーでも、その彼はご一家と並んで腰を下ろし、愛子さまと楽しげに話していました」(居合わせた入園者) 

 精悍な顔つきのこの青年の正体は、愛子さまの学習院幼稚園、初等科時代の同級生であるHさんだ。一時期は愛子さまの“初恋の相手”と囁かれた人物でもある。 

「Hさんは大手造船会社のご子息で、幼稚園の頃から愛子さまと大の仲よしでした。愛子さまが那須で過ごされるときには、Hさん一家も頻繁に那須を訪れています。彼は成績優秀で、高校からは学習院を離れ別の私立名門高校に進学。大学もその系列の最難関私大に進みました。現在はメガバンクで、将来有望な若手社員として働いています」(Hさんの知人) 

 愛子さまとHさんは、かつては親密な様子で戯れる姿も目撃されている。 

「愛子さまが初等科3年生だった2010年、那須の茶臼岳に登られたときには、愛子さまがHさんの手をしっかりと握っていらっしゃいました。人見知りだった愛子さまは、初等科時代に不登校に悩まれた時期もありましたが、そんなときもHさんは大きな心の支えだったそうです。 

 愛子さまが登校を再開されたのは、登山の際の“手つなぎ”が目撃された直後のこと。気負うことなく話ができ、心優しい彼の存在が、愛子さまから学校に対する不安を取り除いてくれたようです。当時、愛子さまは、Hさんに淡い思いを抱かれていたのかもしれませんね」(前出・皇室ジャーナリスト) 

 愛子さまと20年近く親交を重ねてきたHさん。小学生の頃は優しい顔立ちにメガネがトレードマークで“のび太くん似”とも囁かれていた。しかし、高校・大学でヨット部に所属し、大海原に繰り出して鍛錬を積んだ彼は、いまでは筋骨隆々の青年に成長した。 

「実は彼はかなりの筋トレオタクで、筋トレ界では“猛者”が集うことで有名な、世界展開するジムの会員でもあるのです。このジムは、ボディビルダーとしても有名なハリウッド俳優の“シュワちゃん”ことアーノルド・シュワルツェネッガーもかつて通っていたとか。Hさんも日夜、日本中の筋肉自慢に交じってトレーニングに励んでいます」(前出・Hさんの知人) 

撮影されるのも織り込み済み 

 そんなHさんは、両陛下からも全幅の信頼を獲得している。 

「これまで両陛下は、愛子さまの親しいご友人と、家族ぐるみで交流を深めてこられました。中でもHさんは家柄がしっかりされているだけでなく、ご両親も両陛下と価値観を同じくする部分が多く、両陛下にとってもおつきあいしやすいご家庭だったようです」(前出・別の宮内庁関係者) 

 かつては無邪気に手をつなぎ合っていた幼なじみ同士も、いまでは成人を迎えた男女。幼少からの大切な友人であるだけでなく、その先の可能性を期待する向きもある。 

「天皇陛下の長女である愛子さまは、幼少の頃から常に国民の注目の的でした。特に、女性天皇、女系天皇の可能性も含めた皇室典範改正の議論が行われている昨今は、なおさらです。それにもかかわらず、Hさんは愛子さまと変わらぬ交流を続けてきた。彼は、写真を撮られてお相手候補として名前が挙がることも織り込み済みで、愛子さまとの時間を大切にしているのでしょう」(前出・別の宮内庁関係者) 

 皇室という世界で生きてこられた愛子さまにとって、心の許せる友人は、何ものにも代えがたい存在だ。国民の期待に応え、母を支えるプリンセスの熱情を優しく受け止める幼なじみ。露草の花言葉のように彼への“変わらぬ想い”を胸に刻み、愛子さまは歩み続ける。 

女性セブン202582128日号 

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