芸能

離婚騒動渦中の徳光和夫次男・正行 いい人すぎたのが仇に?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の情報網で最新芸能ニュースを深掘りしていく連載「芸能耳年増」。今回は、離婚騒動の張本人・フリーアナウンサーの徳光正行を斬る!

 * * *
「決して悪い方には感じない…」

『女性セブン』既報どおり、1月初旬に「離婚していた」徳光正行の印象を尋ねられた『サンデージャポン』(TBS系)での壇蜜のコメントだ。

「独占スクープ 元嫁が大逆襲 親バカ徳光さん『アンタが息子を駄目にした』」という見出しで『女性セブン』がフリーアナウンサー、徳光和夫さんの次男、正行と、東京MXテレビ出身のフリーアナ、田野辺実鈴の離婚を報じた3日後、「渦中の正行さんが生激白」というナレーションと共に『サンジャポ』からのオファーに、曰く「二つ返事で」出て来たのが、その徳光正行だった。

 サンジャポファミリーの西川史子は「ダメ二世タレントの代表」と言い、テリー伊藤は「破天荒だね」、ゲストに出ていた“元・破天荒芸人”平成ノブシコブシの吉村崇は「なかなかのろくでなし」と評したが、みんな心の中では冒頭の壇蜜と同じく、「この人は決して悪い人ではない」と思っているように見えた。

 何を隠そう、私もそうだ。正行さんが『5時に夢中!』(東京MX)で司会をしていた頃、共通の知人を通じて、食事をしたことがある。『5時~』は彼が司会をしていたときから、マツコ・デラックスはじめ、クセのある論客がコメンテーターをつとめていたが、そんな彼らを見事に仕切り、一目置かれていたのが徳光正行だった。

 つまり、猛獣遣いとして、彼は後任の柴田光太郎(故・田宮二郎さんの長男)や逸見太郎(故・逸見政孝さんの長男)、さらには現在司会をつとめるふかわりょうよりも評価が高かったのである。

「従兄弟のミッツ・マングローブよりマツコのほうが仲良し」とかつて言っていた正行さんは、他にも華やかな交遊録を誇っていた。お坊ちゃま育ちだからこそ、のんびりしていて、無邪気で、でも決して失礼なことは言わない正行さん。というワケで、私をはじめとする年配女性のウケがすこぶる良く、加えて彼が熟女ズキを自認していたので、食事の席には華やかなオバサンがよく集まっていたように思う。

 でも、若い頃は同年代の女性にかなりモテていたし、女遊びも激しかったと本人から聞いたこともある。フリーの男子アナとしてもっとも成功した一人、徳光和夫さんの息子というブランドと、バブル時代が合致して、父の七光とはいえ、羽振りのいい正行さんは確かにモテていたと思われる。

 プロレスラーを目指していた過去や、3浪して日芸(日本大学芸術学部)に入り、そこでまた2留するなど、確かに西川史子が言うとおり「ダメな二世タレントの代表」だが、憎めない人柄であることは間違いナシ。

 それが仕事ではマイナスに働いてしまったのか、『5時~』を降板してまで勝ち取った『レディス4』(テレビ東京)の司会は短命に終わり、その後また東京MXに拾われて(?)『ザ・ゴールデンアワー』のMCをつとめるも、それも終了してしまった。

 検索すると、現在のレギュラーは『徳光・まち子の艶歌一番星』(テレビ愛知)1本が出て来るが、不定期なのか、同局の番組表で、そのタイトルは見つけられなかった。

 演歌つながりということなのか、先日行われたAKB48の岩佐美咲のイベントの司会は徳光正行だったと某誌の編集者から聞いたが、もしかしたら、父の徳光和夫氏が選抜総選挙の司会をしている“コネ”なのかもしれない。それぐらい彼の仕事は少ないのである。

 曰く、その日暮らしだったそうだが、「二人で過ごしてるのが、ホントに楽しかったんですよ」と結婚生活を振り返った正行さん…。できれば離婚は避けたかったのだろう。

 結局、プロレスラーになる夢を捨てきれず、マスクを多数集めたり、西口プロレスのリングに立つこともあるという徳光正行は、この先も、ありのままで生きていくのだろう。ひとつ屋根の下で一緒に住む自信はないが、時々会ってワイワイ食事をする人としては最高な人だと私はいまでも思っている。

 ちなみに、王理恵さんの3度目の結婚時、『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)でご丁寧にコメントをした本田昌毅医師(お蕎麦の食べ方がマズくて離縁された人)や、モラハラ疑惑の高橋ジョージさん、そして徳光正行さんと、私が知る限り、みんなすごく“いい人”なのだが…。世の中、本当にうまくいかない。

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン