芸能

『NEWS23』で復帰報道の雨宮塔子 TBSの起死回生なるか

復帰報道の雨宮塔子(所属事務所HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、TBSに17年ぶりに復帰すると噂の雨宮塔子待望論を展開。

 * * *
 元TBSアナウンサーで現在フリーの雨宮塔子が“古巣”の報道番組『NEWS23』でキャスターを務めるという報道があった。

『NEWS23』といえば、元NHKアナウンサーの膳場貴子が長年メインキャスターをつとめていたが、彼女の産休で“降板”報道が出て、膳場本人がそれを否定。マタハラ騒動になりかねなかったことは記憶に新しい。

 その後、キャスターを巡っての騒動がもう一つあった。今年4月から同局の小林悠アナがメインキャスターとして加入予定だったのだが、小林アナは同3月、体調不良を理由に突然退社してしまったのだ。『NEWS23』のキャスターを担当するのが夢だったとも聞いていたし、同局としては、やっと自局のアナウンサーをメインに据えられる=経費の削減にもなる=と喜んでいたのだが…。

 果たして、代わりに駒田健吾アナと皆川玲奈アナがサポートメンバーとして加わることとなったが、2人揃っても小林アナの華やかさと実力をカバーするまでには至らなかった。

 小林悠は、お茶ノ水女子大卒の才媛で、在学中から、あのセント・フォースに所属。タレント活動をしていた。

 TBS入社後は、『朝ズバッ』で、みのもんたに鍛えられ、その後は、『Nスタ』にもレギュラー出演。同社の“報道の顔”となりつつあったうえ、おじさまウケするルックスは、『NEWS23』にはピッタリだったと思われた。なのに突然の退社。同局ではその頃から、後任探しをしていたと思われる。

 というのも、現在、『NEWS23』のメインは元朝日新聞社特別編集委員の星浩氏が務めているのだが、ライバル局の『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に比べると視聴率が半分ほどの4〜5%台で推移(ビデオリサーチ・関東地区)。そこで、高い知名度と実力、さらに40代、50代の視聴者に高い人気の雨宮塔子に白羽の矢が立ったというワケだ。

 通常なら10月の改変期からの登板だが、前倒しされる可能性も出てきているという。実現すれば、雨宮の同局出演は、実に17年ぶりだそうだ。

 実は2か月ほど前、同局の別枠の企画ミーティングで「雨宮塔子」の名前を聞いた。ある男性スタッフから「TBSを辞めた女子アナで、三雲孝江さんよりもう少し若い人で、山田さんがいいと思う人って誰ですか?」と聞かれたのである。

 彼が求めているタイプは「三雲さん」で、よ〜くわかった。現在、『ひるおび』でコメンテーターをつとめている三雲さんは、同局の人気アナウンサーだった。同期は吉川美代子さんと浅井栄子さん。吉川さんはラジオや報道番組からオファーがあり、浅井さんはお昼の帯番組で愛川欽也に面白がられた。

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン