芸能

『貴族探偵』はヒット要素満載 月9は再び浮上できるか

『貴族探偵』で月9は再浮上できる?(公式HPより)

 ドラマが放送されるたびにその視聴率がニュースになる月9。その30周年作品として嵐の相葉雅紀が主演する『貴族探偵』に注目が集まっている。コラムニストのペリー荻野さんによれば、同作はヒット要素が満載だという。低迷が続き打ち切り説もささやかれる月9は再浮上できるのか? ペリーさんが過去30年を紐解きながら解説する。

 * * *
 今年はフジテレビの「月9」が30周年。しかし、今冬放送された西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』は視聴率が月9史上最低の平均6.7%を記録。看板ドラマ枠に逆風が吹いている。
 
 振り返ってみれば、元祖月9ドラマとなったのは、岸本加代子と神田正輝の顔合わせによる『アナウンサーぷっつん物語』。肩パットがアメフト選手のごとく張り出したスーツで決めた岸本ら1980年代女子と神田が、恋に仕事にと走り回っていたのである。なんと陽気な時代であったことか。

 その後も80年代は、田原俊彦の『ラジオびんびん物語』、とんねるずの『ギョーカイくんが行く』、東山紀之の『荒野のテレビマン』など、いわゆる業界ものを連発。今思えば、どこがどう「ぷっつん」だったのか「びんびん」だったのか思い出せないのだが、その明るいヌケのよさが新鮮でもあった。
 
 その後、1990年代には、織田裕二、鈴木保奈美の『東京ラブストーリー』、武田鉄矢、浅野温子の『101回目のプロポーズ』、石田ひかり、筒井道隆、木村拓哉の『あすなろ白書』、山口智子、木村拓哉の『ロングバケーション』など、テレビ史に残るラブストーリーが大ヒット。月9といえば、ラブストーリーといわれ現在に至る。

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン