番組では、黄色い風呂桶を手にしたダンサーとともに持ち歌『愛でしばりたい』を熱唱。観客も全員黄色いタオルを振り回して、NHKホールが銭湯ムードで盛り上がった。
結成当時からの目標は「紅白出場、親孝行」。楽曲はオリコンチャート演歌・歌謡ランキングで1位を獲得しているし、古くは三波春夫、近年ではゴールデンボンバーなどが担ってきた紅白の「お祭り枠」(勝手にペリーが命名)にはぴったりだ。
この番組にはもうひとり、芸能界に憧れた母の期待を背負い、必死に頑張ってきたという丘みどりも出演。ミニスカブーツで演歌を歌ったり、さまざまな経験を積んできたとか。五木ひろし、小林幸子、三山ひろしらも経験した「苦労人初出場枠」の可能性を見た。
もちろん、大御所出場も期待される。紅白出場には「NHK貢献度」が重視されるともいわれるが、今年はソロ活動30周年の桑田佳祐が朝ドラ『ひよっこ』の主題歌を歌っているし、ひょっとして紅白もアリ?
同じく周年でいえば、石原裕次郎没後30年。NHKではBSプレミアムで特番『日本人が一番愛した男・石原裕次郎』を放送したばかり。舘ひろし、神田正輝の主演ドラマも同じくNHK BSで放送されていることを考えれば、石原軍団総出演という可能性もある。
この他、スピッツ結成30周年、ゆずも20周年、萩原健一も50周年。全員、白組というのが気になるが、紅組には50周年の和田アキ子がいるじゃないか!! 昨年は出場なしで話題になったが、今年はついに復活? 紅組の「ひとりお祭り枠」もこの人ならアリでしょう。
そして、気になるベテランがもうひとり。最近、突如としてサッカー解説者になった小柳ルミ子。作曲家平尾昌晃急逝で、紅白にコーナーができれば、平尾先生の代表作『わたしの城下町』『瀬戸の花嫁』を聴きたいファンは多いはず。また、来年の大河ドラマ『西郷どん』に薩摩藩を大混乱に陥れる薩摩藩主島津業興の側室お由羅(一説では藩主の孫らを呪い殺したとも)で出演も決定。ルミ子登場の可能性は十分アリと私はにらんでます。