3つ目の理由は、坂上さんの「本音」というキャラクターが企画にハマりやすいから。
『バイキング』のサブタイトルは「生ホンネトークバラエティ」、『ダウンタウンなう』のメインコーナーは「本音でハシゴ酒」。両番組ともに「本音」というフレーズが使われていることから、それが坂上さんの代名詞であることが分かります。
毒を吐くことも多い坂上さんは好き嫌いがハッキリ分かれやすいタレントではありますが、「本音で話してくれる」という意味での信頼感は芸能界屈指。これまでのバラエティーは、たくさんの芸人が出演して「本音よりも笑いにもっていく」という形が多く、視聴者は予定調和のようなムードを感じはじめていました。
その点、日々のニュースから、芸能界、生活情報、スポーツ、恋愛・結婚、動物、クイズまで、どんなテーマでも「本音」をベースにした企画が立てられる坂上さんが重宝されるのは時流に合っているのです。
昨年7月28日と12月1日に放送された特番『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)が今春からレギュラー化されるという報道を見ても、「本音」というフレーズがフジテレビのキーワードになっているのは間違いないでしょう。
◆感情的な発言も坂上忍らしいMCスタイル