「“男に媚びてそう”と思われがちですが、実際は恋愛でも仕事でも自分を貫いている。普通だったら、資産3000億円の彼氏と別れないですよ(笑い)。それでいて、インスタなどを通じて発信されるファッションなどを見てもわかる通り女子力の高さは圧倒的。彼女を支持する人は、そんな姿に憧れ、純粋に“かっこいい女性”と思うのでしょう」
仕事も恋愛も子育ても、全て完璧にこなしているように見える紗栄子。アンチから飛び出すのは「それほど美人じゃないしスタイルがいいわけじゃないのに」という言葉。
「そこが、今の時代にはちょうど合っていると思います。1980年代、松田聖子さんはスーパーアイドルで、距離が遠いほどファンは熱狂し、聖子さんを見たくてテレビにかじりつきました。1990年代の安室奈美恵さんブームのときまだそういう傾向があって、安室さんは若者のカリスマとなり、アムラーが社会現象となりました。
ところが2000年代、AKB48が出てきた辺りから、“会いに行けるアイドル”が人気になります。今のユーチューバーやインスタグラマーの例を見ても明らかな通り、自分が追いつけそうな範囲にいる人に憧れや関心を持つようになりました。手が届かない人は、自分たちとは関係ないと興味を失ってしまいがちです。
石原さとみさんもすごくきれいですけど、ずば抜けてスタイルがいいわけではありませんよね。石原さんが着た服が売れるのは、“私にも似合いそう”と思えるから。紗栄子さんはモデルもしていますが、背が決して高くはないので、“頑張れば近づけそう”という気にさせる。紗栄子さんが菜々緒さんのようなプロポーションだったら、こんなに注目されていなかったかもしれませんね」
ブログやインスタグラムなどを通じて、海外にいてもつねに発信できる時代になったことも彼女のことが飽きられない理由の1つ。紗栄子人気はしばらく続くかもしれない。