国内

【消せないトラウマ】雅子さま、訪英直前の記者会見は欠席か ロンドン到着後の日程も不透明 「慎重すぎるのでは…」との指摘も

訪英に向け、慎重を期されている(4月、東京・千代田区。撮影/JMPA)

訪英に向け、慎重を期されている(4月、東京・千代田区。撮影/JMPA)

 国賓としての訪英は、昭和天皇と香淳皇后、上皇ご夫妻に続き、両陛下が3度目だという。思い入れの深いイギリスの地に再び足を踏み入れられる今回のご訪問は、雅子さまにとって感慨深いものになるだろう。その一方で、絶対に失敗できないという重圧にもさらされている雅子さまは、一抹の不安を抱えられているという。

「雅子さんのことはぼくが一生全力でお守りしますから」

 1993年1月、婚約内定会見で雅子さまが明かされた、天皇陛下のプロポーズの言葉である。6月9日、両陛下は31回目の結婚記念日を迎えられた。外務省でのご経験を皇室で役立てたいと願ってご結婚を決意された雅子さまは、この31年をどのように受け止められただろうか。

 昨年12月、お誕生日に合わせて公表された医師団見解によれば、雅子さまは《御快復の途上にあり、依然として御体調には波がおあり》だという。一方で、昨年6月の、国際親善のためのインドネシア訪問に関しては、手応えを感じさせるような記述もあった。国賓として外国訪問をされたのは、皇室に入られて初めてのことだった。

《御負担を勘案して一部宿舎に滞在されることとするなど御日程を工夫しつつ、念入りに御準備をなさり、インドネシアを国賓として御訪問になり、温かい歓迎をお受けになりました》

 そしてその約1年後となる6月下旬、両陛下はイギリスを国賓として公式訪問される。2020年にエリザベス女王から招待を受けていたものの、コロナ禍で延期となっていた計画がようやく実現するのだ。満を持しての訪英。しかし、雅子さまは焦燥感に駆られているという──。

 両陛下は6月22日から8日間の日程でイギリスを訪問される。訪英のタイミングは7月4日投開票のイギリス下院の選挙期間の終盤と重なった。実は英王室は、意図しない影響を与えることを避けるため選挙期間中には公務を控える傾向にあり、実際に、2017年の選挙期間中にはスペイン国王の国賓訪問が延期されたこともあった。

「両陛下のイギリス訪問の実現を危ぶむ見方もありましたが、イギリス側は、スナク首相との昼食会を取り止めるなど一部日程を変更したうえで招待にこぎつけたそうです。選挙期間中の国賓訪問の受け入れは、同国史上でも初めて。そもそものきっかけがエリザベス女王からの招待だったことからも、両陛下への期待の高さがうかがえます。

 そうした経緯もあり、たとえご体調に不安があっても、日本側の都合で中止にはできないでしょう。今回の訪英は、雅子さまにとって最重要課題と表現して差し支えありません」(宮内庁関係者)

 重圧のかかる日程を控えられるなか、6月10日午前中、雅子さまは日本芸術院会館(東京・台東区)で開かれた「日本芸術院賞」授賞式に陛下とともに出席された。さらに、同日午後3時すぎには、皇居・御所にてルクセンブルクのギヨーム皇太子との会見を終えられた陛下と合流され、長女の愛子さまとともに通訳を介さず歓談をされたという。皇室記者は、雅子さまの活発な動静に驚きを隠さない。

「訪英のためにできるかぎり万難を排することが求められているなかで、雅子さまがこれほど積極的にお出ましになるとは想定外でした。数年前には考えられなかったことです。ご体調が上向きであるとともに、ご体調の波を調整されることに対して、雅子さまご自身が自信を積み重ねられてきたことの証左でしょう」(皇室記者)

 外国からの賓客の接遇および、外国訪問を通じての「皇室外交」は、言わずと知れた雅子さまの得意とされる分野であり、4年越しのイギリス訪問には期待がかかる。現状、ご体調は好調のようにみえるが、拭えない不安要素もあるようだ。

「皇族方が外国を訪問される前には、記者会見を開かれるのが慣例です。昨年9月の秋篠宮ご夫妻のベトナム公式訪問に際しては、秋篠宮さまと紀子さまが揃って記者会見に臨まれました。しかし、今回のイギリス訪問において、直前の記者会見を行われるのは陛下おひとりで、雅子さまは同席されない見通しだそうです」(前出・宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン