天皇ご一家のリンクコーデが注目を集めた(2025年12月21日、撮影/JMPA)
紀子さまと佳子さまもイヤリングをシルバー系で揃えられていたが、デザインの違いによって、それぞれのセンスが表れていた。佳子さまは揺れ感のあるドロップタイプを選び、顔まわりに華やかさをプラス。紀子さまは一粒タイプのイヤリングで、シンプルながら黒のセットアップに映える装いとなっていた。
おふたりのコーデにはメリハリなどの調節にも違いがあり、佳子さまは、ロング丈のジャケットとグレーのロングスカートという重厚感のあるスタイルだったが、ワントーンコーデがぼんやりしないよう、黒いバッグを引き締め役として効かせていた。
紀子さまは黒いセットアップの重さを和らげるかのように膝下丈のスカートを選び、抜け感を出していた。
2025年12月21日に写真展を訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さまもグレーや黒のお召し物を選ばれた。天皇陛下のネクタイと雅子さまのインナーが同じライトグレーで、おふたりのリンクカラーが注目を集めた。
今回の秋篠宮ご一家の装いは、“色を揃えた”というよりも、色数を減らし、トーンを抑えたことで統一感を演出していた。全体がモノトーンで、会場を引き立てる控えめな色調で揃えられているが、それぞれの個々のこだわりも感じられる装いでもあった。
