「木村は“ジャニーさんやメリーさんは裏切れない”と終始話していた。また妻の工藤静香とメリー氏は懇意の仲であるため、彼女から説得されたという説もあります」(同前)

 ところが、独立話に対するメリー氏の反応は、中居の予想をはるかに上回る凄まじいものだったようだ。

「メリーさんは、I女史と4人のメンバーは絶対に芸能界で仕事をさせないと激怒した。他の大手プロダクションの社長にも、その話はすぐに伝わったようです」(前出・芸能関係者)

 タレントのわがままで自由にプロダクションを移籍することを許せば、売れる前の投資費用を回収できない。そのため芸能界にはタレントの独立を認めず、逆らって独立すれば仕事を干すという不文律がある。

「その点はライバル会社とはいえ利害は共通する。有力プロダクションに拾ってもらえる可能性はゼロだ、と独立を画策したメンバーたちも悟ったようです。テレビ局も嵐などジャニーズの他のタレントに出演拒否されたら困るので、4人を使わないでしょう。その感触が伝わって、中居らの気持ちは一転、グラグラに揺れたようです」(同前)

 この分裂騒動の行方は本稿締め切り時点で見えてこない。だが、I女史と4人のメンバーには、もはや「行くも地獄、帰るも地獄」の未来しかないようだ。

※週刊ポスト2016年1月29日号

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