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美智子さま「皇族観が相容れない」 紀子さまに不信感も

紀子さまに不信感を抱かれたとも(撮影/JMPA)

 2019年、「テニスコートの恋」から始まった天皇陛下と美智子さまはご成婚60年を迎える。その間に、皇太子さまは美智子さまに続いて2例目となる「民間出身の皇太子妃」である雅子さまと結婚され、紀宮さま(黒田清子さん)は、都庁職員の黒田慶樹さんと結婚された。秋篠宮さまと学習院大学校内の書店で運命の出会いを果たされた紀子さまは、「3LDKのプリンセス」という愛称で親しまれた。

「紀子さまと秋篠宮さまは、サークル活動を通して愛を育まれました。紀子さまは当時の東宮御所に足を運ぶことも多く、学生結婚でした。まだお早いのではという声もありましたが、平成に入って最初の慶事だったこともあり、国民にも親近感をもって支持されました」(ベテラン皇室記者)

 伝統と格式が重んじられる皇室という世界においても、昭和から平成へと時代が移り変わっていく中で、「皇族観」も美智子さまの時代とは変化していった。

 眞子さまは、海外留学の説明会で小室圭さんと初めて顔を合わされた。小室さんの自宅のある横浜や、川下りで有名な埼玉県長瀞町でデートを重ねた。イギリス留学中の眞子さまのもとを、小室さんが訪ねたこともあったという。

「紀子さまご自身もそうだったように、学校選びも自由な恋愛も、紀子さまの施された教育方針によるものだったのでしょう。民間人からしてみれば、雲の上の存在だった皇室や皇族との垣根が少しずつ下がったことになります。

 一方で、それでも皇族と民間人の間には厳然たる違いがあり、すべてが同様にとはいかない。時代の変化によるものだということを充分理解された上で、美智子さまは、紀子さまの自由な教育方針に以前から幾ばくかの不安を感じていらっしゃったようでした」(宮内庁関係者)

 眞子さまがICUに入学された後の2011年、サークルの飲み会で撮影されたと思われる写真がインターネット上に流出する事件が起きた。

「サークル仲間とスナップを撮ることは、おかしなことではありません。しかし問題だったのは、その写真の1枚に酒の缶が写り込んでいたことでした。当時、眞子さまは成人した直後。撮影されたタイミングはわかりませんが、未成年飲酒なのではとも噂されました。美智子さまの心配をかき立てる事件だったことは間違いありません」(前出・宮内庁関係者)

◆“恋愛と結婚は別”なのか?

 眞子さまを追うようにして、学習院大学を中退された佳子さまがICUに入学されたのは2015年4月だった。

「入学直後、ダンスサークルの公演をご覧になったときにはホットパンツに生脚姿。さらに翌5月に1泊2日の日程で行われた八ヶ岳(山梨県)での課外活動で、『肩出し』に『胸元チラリ』のタンクトップだった姿が報じられると、“プリンセスの服装としていかがなものか”と逆風が吹き荒れたんです。女子大生としてみれば、至って普通のファッションだったのかもしれません。ですが、皇族というお立場に沿うものだったかといわれれば…」(前出・宮内庁関係者)

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