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原「巨人終身名誉監督」へ 反対派粛清開始で松井監督の芽も

全権監督の胸中は?(写真:時事通信フォト)

 高橋由伸・監督の3年間、常にエースであり続けた菅野智之は今季最多勝を決めた登板後、「今日は監督のために投げようと思っていた」と語り、退任する指揮官に餞の完封勝利を贈った。

 だが、CSでの最後の戦いを残す中でも、チーム内の話題は来季に向けた人事情報一色に染まっている。エースの熱い言葉さえも“明日からは新しい監督のために投げる”と、悪意混じりの翻訳をする球団関係者もいる。すでに巨人軍では、菅野の伯父である原辰徳・次期監督のカラーに塗り替えるために、周到に準備された「原シフト」が進んでいる。

◆“監督不在中”のコーチ人事

「要請を受け、(監督就任を)前向きに考えるということは申し上げた」

 10月10日、巨人軍の球団事務所から現われた原氏は、取り囲んだ報道陣にそう語り、後は何を訊かれても神妙な表情を崩すことなく、「正式に決まった時に」と繰り返して迎えの車に乗り込んだ。だが、原氏に先がけて取材に対応した山口寿一・オーナーはこう明言していた。

「巨人を建て直してもらうことで了解を得た」

 笑顔こそなかったが、「大問題を解決したようで、満足気に見えた」(記者)という。

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