「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれた看板を持って登場した中居正広(撮影/浅野剛)

 2月20日に幕を下ろした木村の初めてのソロコンサートでは、SMAP時代の楽曲が歌われたが、そのことは元SMAPの4人には事前に伝えられていなかったという。

「事前に連絡すべきだったという人もいますが、むしろ、木村さんらしいと思います。そうした連絡をして断りを入れるのは無粋で、解散はしても元SMAPという間柄なら、言葉に出さずともわかり合えるはずだと考えているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)

 自分の思いを知ってもらうため、周囲に対して言葉を尽くし態度でも示す中居と、言葉が少ないことで誤解されるならそれでもいいとどこか達観する木村。

「それぞれの美学の問題ですから、どちらが良い、悪いという話ではありません。その2人の断絶状態だった関係が、中居さんの会見を機に、急展開を迎えたんです」(前出・テレビ局関係者)

◆自分たちがわかっていればいい

 会見で質問されたSMAP不仲説に対して、中居は「何で知っているんだろうとは思いました」と冗談で返した上で、こう付け加えている。

「不仲でいいんじゃないですか? 別にいいんですよ、本人たちがわかっていれば。よく夫婦とか恋人、家族、友達でも周りから言われるでしょうけど、自分たちがわかっていればいいことであって」

 その言葉は、自分たちはわかり合っているという木村の自信と通ずる。

「中居さんと木村さんは対極にいるからこそ、適度な距離感を保とうと携帯電話の連絡先も交換しないほどでした。SMAPの28年間の活動は、そうしたバランスの上で成り立っていたのです」(前出・芸能関係者)

 中居は会見で記者から木村へのメッセージを求められると、「直接、話します」と胸の内を明かさなかった。

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