万難を排してイギリス訪問に臨まれた(7月、東京・台東区。撮影/JMPA)

万難を排してイギリス訪問に臨まれた(7月、東京・台東区。撮影/JMPA)

上皇ご夫妻への挨拶に遅刻

 雅子さまは6月下旬、陛下と共に8日間にわたってイギリスを訪問された。国賓として滞在された期間中には、歓迎式典やバッキンガム宮殿で行われたチャールズ国王夫妻主催の晩餐会など、参加を予定されていた主要な行事に出席され、存在感を遺憾なく発揮された。一方でとてつもないプレッシャーがかかっていることを感じさせる部分もあった。

「昨年のインドネシア訪問の際には、ご体調次第で予定になかった複数の行事に出席されていましたが、イギリス訪問では、そうしたサプライズはありませんでした。また、インドネシアのときとは異なり、主治医が同行したことも、雅子さまの不安を予見させました。

 ご帰国の際には充足感のあるご表情でしたが、実際は、綱渡りのような状況だったのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)

 7月5日、両陛下はイギリス訪問からの帰国の挨拶のため、上皇ご夫妻を訪ねられた。皇居から赤坂御用地へ向かう車内の雅子さまは、やや緊張された様子だったという。

「雅子さまは予定より5分ほど遅れて仙洞御所に入られました。上皇ご夫妻への挨拶への遅刻は大変珍しいことで、ご体調が心配になりました。恒例となっていた出発前の挨拶を控えられたことも、負い目に感じられていたのかもしれません」(皇室記者)

 雅子さまはいまだ療養中の身であり、重圧のかかるイギリス訪問を終えたことで、蓄積された疲労が徐々に表出されても不思議ではない。そうした雅子さまのご様子を誰よりも近くでご覧になっているのが、ほかでもない愛子さまである。

「例年通りであれば天皇ご一家は、8月上旬は須崎御用邸で、下旬から9月にかけては那須御用邸で静養されます。雅子さまがご体調を整えられるためにも、ご静養は必須でしょう。

 ところが今年、愛子さまが社会人になられた関係で、帰京のタイミング調整が難航しているそうです。仕事を優先するならば、例年よりも早めにご静養を切り上げられる可能性もあります。ただ、雅子さまの療養ということを考えれば、期間を短縮するでしょうか。まして、雅子さまを放置して単身で帰京されるとは考えづらく、愛子さまは苦渋のご決断を迫られることになるでしょう。

 日赤側は愛子さまのお立場に理解がありますから、長期で休暇を取られることを問題視することはありません。ご判断は、愛子さまに委ねられているといってもいい状況です」(前出・宮内庁関係者)

 愛子さまは仕事とプライベート、どちらを取られるだろうか。

※女性セブン2024年8月1日号

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