国内

《「根拠のない情報」発言の真相》宮内庁の幹部たちが最も否定したいのは悠仁さまの「進学先」ではなく、「成績不振報道」だった 東大農学部とは“相思相愛”か? 

まもなく推薦入試の出願期限を迎える悠仁さま(9月、東京・港区。写真/宮内庁提供)

まもなく推薦入試の出願期限を迎える悠仁さま(9月、東京・港区。写真/宮内庁提供)

 9月、宮内庁の幹部たちが一斉に口にしたある文言。“進学先”に関する報道を示すかに思われたこのフレーズ、実はもっと別の対象に向けられていた。幹部たちの真意と、紀子さまの憂慮を徹底取材──。 

 例年であればこの時期、赤坂御用地だけでなく、皇居にも足を運び、トンボの研究観察に多くの時間を割かれる悠仁さま。しかし、この秋は世の受験生たちと同様、机に向かって長い時間を過ごされる。 

 そんな中、週末には夕方の散歩で、祖父である上皇さまと共に御用地を歩かれることもあるそうだ。長く国家の象徴として重責を担ってこられた祖父の背を前に、将来の天皇である青年の胸中には、目前に迫った大学受験の不安もよぎっているのだろうか──。 

 9月、秋篠宮家では慶事が続いた。6日には悠仁さまが18才のお誕生日を迎え、11日には紀子さまが58才のお誕生日を迎えられた。成人皇族の仲間入りを果たされた悠仁さまは、来春には大学へ進学される見込みだが、その進学先については、さまざまな報道がある。 

 そうした一連の報道を意識して、お二人のお誕生日にあわせて会見した宮内庁の西村泰彦長官と、秋篠宮家最側近の吉田尚正皇嗣職大夫は口を揃え、「根拠のない情報が流れている」という言葉で現状への危惧を示した。 

「そうした発言は当初、悠仁さまの『東大進学説』を否定するものと捉える向きがあり、実際、『紀子さまが悠仁さまの東大進学をあきらめられた』という報道もありました。また、『根拠のない情報』発言以降は、もう1つの進学先候補とされる筑波大学を有力視する意見も勢いを増しました」(皇室ジャーナリスト) 

 しかし、宮内庁の幹部たちがこぞって「根拠がない」と否定したのは、悠仁さまの「進学先」ではないのだという。 

「実は、紀子さまや幹部たちが最も心を痛めているのは、一部で繰り返される悠仁さまの『成績不振報道』なのです。これこそまさに、宮内庁が最も否定したい『根拠のない情報』です。ネット上で1万2000人もの賛同が集まった、悠仁さまの東大進学に反対する署名活動も、こうした『成績不振報道』が原因だと問題視しているのです」(宮内庁関係者) 

 筑波大学附属高校(以下、筑附)という名門進学校で学ばれている悠仁さまの成績については、これまでも“深海魚”に例える報道があった。 

「ごく最近も、“理解力を問う問題に苦戦されている”と報じられました。しかし筑附では個人の成績がほかの生徒に公表されることはないので、事実であっても他者が知りうることではありません。 

 また、独創的な発想を重んじる筑附では、科目によっては通り一遍の正答問題ではなく個性的な試験問題が出されることも珍しくない。そもそもそれが大学受験的な学力のもの差しに合致するとは限りません。ですから、点数が低いから成績が悪いとは一概に言えないんです。それに、いわゆる評定の付け方も独特で、あくまでも日頃の学習や生活態度の参考という位置付け。筑附の成績は、模擬試験のような単純な順位付けとは一線を画すものなのです」(前出・皇室ジャーナリスト) 

 にもかかわらず、悠仁さまの頑張りを冷やかすような報道があることを紀子さまは案じられているのだ。 

「紀子さまがお誕生日に寄せた文書で、ネットバッシングについて《私たち家族がこうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります》と吐露されたのも、悠仁さまの進路について“裏口入学”などと揶揄する書き込みを憂慮されてのことでしょう」(前出・宮内庁関係者) 

 別の宮内庁関係者もこう強調する。

「紀子さまが東大進学を強く望まれているとの報道もありますが、たとえ紀子さまの希望があったとしても、進学先を選び、そこへ向かって努力をするのは悠仁さまです。悠仁さまご自身も紀子さまも、決して東大進学をあきらめられたわけではありません。相応の学力があるなら恵まれた学術環境で学びたいと考えるのは、どの家庭も一緒でしょう」 

関連記事

トピックス

不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
国民民主党から参院選比例代表に立候補することに関して記者会見する山尾志桜里元衆院議員。自身の疑惑などについても釈明した(時事通信フォト)
《国民民主党の支持率急落》山尾志桜里氏の公認取り消し騒動で露呈した玉木雄一郎代表の「キョロ充」ぷり 公認候補には「汚物まみれの4人衆」との酷評も出る
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上
【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況
週刊ポスト
発見場所となったのはJR大宮駅から2.5キロほど離れた場所に位置するマンション
「短髪の歌舞伎役者みたいな爽やかなイケメンで、優しくて…」知人が証言した頭蓋骨殺人・齋藤純容疑者の“意外な素顔”と一家を襲った“悲劇”《さいたま市》
NEWSポストセブン
6月15日のオリックス対巨人戦で始球式に登板した福森さん(撮影/加藤慶)
「病状は9回2アウトで後がないけど、最後に勝てばいい…」希少がんと戦う甲子園スターを絶望の底から救った「大阪桐蔭からの学び」《オリックス・森がお立ち台で涙》
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン