なのでバラエティー番組では、別にそういう括りでキャスティングしたワケでもないのにママタレだらけ。「子供がいる」ぐらいではもはや珍しくもなんともないので(苦笑)、結婚に至るまでのプロセスに興味深いネタがある者や、離婚のウワサがある者、さらにはシンママ(シングルマザー)などに視聴者の関心が集まっているのだ。
この文脈でいくと、結婚に至るまでにもドタバタ劇を繰り返し、新婚早々から離婚のウワサが出ていたにもかかわらず、先ごろ、ハワイで挙式をした西山茉希(夫は早乙女太一)などは、ママタレとしてはトップレベル(笑い)。しかも、モデルとしてファッションにまつわるコメントはしっかりしているので、情報番組からのニーズも高いのである。
そんな中、眞鍋が加わる“カシコママ”=高学歴ママたちは、特に“お受験ネタ“で沸くことが多い女性週刊誌を賑わせそうだ。
実はつい先日も、慶應義塾大学卒のオリエンタルラジオ・中田敦彦を夫にもつ、横浜国立大学卒の福田萌に、“学歴”や“お受験”にまつわるネタが出ていた。騒がれ方としては、神田うののベビーシッター事件に似ているが、そこに“学歴問題”が加わると、注目度は一気に高まるのである。
ほかにも、出産早々、『情報ライブ ミヤネ屋』(よみうりテレビ・日本テレビ系)や『モーニングバード』(テレビ朝日系)などで復帰した優木まおみ(東京学芸大学卒)。オメデタの話はまだ聞かないが、医学生と結婚後、京都に住みながら時折クイズ番組などでカシコぶりを披露している八田亜矢子(東京大学卒)。さらには各在京局の女子アナ軍団はみな、カシコママ予備軍たちである。
有名タレントの子供たちだけでなく、女子アナの子供たちは有名私立幼稚園や小学校を“お受験”する者が大半で、学校側としては、校内イベントの司会者に彼女たちを起用することが多い。
さぁ、この先、カシコママタレたちは、どんな“お受験”をして、幼稚園や小学校でどんな“働き”を見せるのだろうか。
もっとも、葉加瀬太郎(東京芸術大学)・高田万由子(東京大学)夫妻のように高学歴すぎると、その反動なのか、「子供はまず公立で…」という考えになることも多いと聞く。
飽和状態のママタレ界で異彩を放つことになりそうなカシコママたちの言動に今後も注目したい。