芸能

二世アナウンサー大好きのフジテレビ 果たしてその狙いは?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、フジテレビ系列に二世アナがなぜか多い理由とその意図を考察。

 * * *
 藤井フミヤの息子がフジテレビのアナウンサーに内定したという女性誌の記事を読み、引っくり返りそうになった。

 それでなくてもフジテレビは二世アナが大好き。最近では、元サッカー日本代表でスポーツキャスターの永島昭浩氏を父にもつ入社2年目の永島優美アナが真っ先に浮かぶ。

 入社前から同局の編成マンたちが「すごくいいらしい」と楽しみにしていて、早々に『めざましテレビ』のレギュラー陣に加えたり、先日の『27時間テレビ』ではMCに抜擢されたりと、ポスト・カトパンともいうべき存在。サッカー選手の娘だからか、日本代表の試合をフジテレビが中継するときにも出て来るのだが、これといって、いいところはない。まぁ当たり前か、彼女自身がサッカー選手だったワケではないのである。選手にインタビューをしたような経験もないのだから、当たり障りのないことしか言えなくても仕方があるまい。

 さらには『ユミパン』の視聴率が1%台にまで落ち込み、「お嬢さま育ちのせいで自分を出せていない」とネットニュースで叩かれたのも記憶に新しい。

 また、アスリートの二世ということでは、フジテレビには田淵裕章アナもいる。父は阪神タイガースや西武ライオンズで活躍し、監督やコーチとしても活躍した田淵幸一さん。母は元祖ハーフモデルともいうべきジャネット八田さんだ。

 田淵アナは最近でこそ、バラエティー番組でイイ味を出し、タレントたちにツッコまれているが、安藤優子と『スーパーニュース』に出ていた頃、体調不良で無期限休養を取ったことがある。病名は明かされなかったが、メンタル面ではないかと取りざたされたものである。

 二世ではないが、「こんなイケメンがいるのか」と入社前から有名だった生田竜聖アナはジャニーズの生田斗真くんの弟。イケメン若手アナとして育てようと思った矢先、先輩の肉食系女子アナ・秋元優里アナとデキ婚。周囲を落胆させたものである。

 さらには高橋真麻の失敗もあったではないか(苦笑)。なのにフジテレビがなぜ二世アナにこだわるのかといったら、それは高島彩アナの大成功があったからに他ならない。彼女は『食いしん坊バンザイ』の2代目・食いしん坊で、俳優の竜崎勝さん(故人)の長女。

 ルックス、仕切りのうまさ、アナウンス技術の高さなど、フジテレビの歴代アナウンサーの中でもトップクラスだったのは認めるが、だからといって、このジャンルにおいて、二匹目のドジョウは居ないはず。

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト