「眞子さまのお相手に小室さんがふさわしいのかという意見は、婚約が内定した当初からいわれていたことでした。しかし、それはあくまで20代中盤という若さや、パラリーガルとして弁護士事務所に勤めながら大学院にも通う小室さんの経済状況などを危惧したものでした」(前出・皇室記者)
小室さんの父・敏勝さんと祖父が相次いで自殺し小室家の親族と断絶状態にあることや、母・佳代さんと霊能者のような人とのつながり、家族が信仰していた宗教が取り沙汰されても、まだ疑念の声は一部に留まっていた。
秋篠宮さまも、「ご家族のことですから」と、意に介される様子はなかったという。大きく潮目が変わったのは、昨年『週刊女性』(12月12日発売)で、佳代さんの「400万円借金トラブル」が報じられたことだった。
「敏勝さんの死後、佳代さんが交際し婚約までしていた男性Aさんとの間で起きた400万円を超す金銭トラブルが報じられました。男性は“財布”のように見られるのに嫌気が差し2012年秋に婚約を解消。援助したお金の返済を求めると“贈与されたもので、返す理由がない”と佳代さんは文書で通知しました。
大きな問題だったのは、そのお金の大半が小室さんの大学の入学金や授業料、留学費用やアナウンススクールの授業料に充てられていたこと。父親の自殺や母親と霊能者との関係などと違い、金銭トラブルが“小室さん本人のこと”になってしまいました」(前出・皇室記者)
その日から、本来なら手放しで祝福されるはずの眞子さまの結婚を巡る、60日間の“暗闘”が始まった。そして、秋篠宮家周辺の動きがにわかに慌ただしくなる。
◆真っ赤に泣きはらした目で
眞子さまは、天皇皇后両陛下の初孫だ。女性皇族としての振る舞いや所作は、美智子さまが大きな信頼を寄せられるほどだった。
「眞子さまの成長を日々見守ってきた宮中の職員の中には、親心のような感情を抱く人間もいます。皇族の嫁ぎ先が金銭問題を抱えているのは決してよろしいことではない。眞子さまの将来を危惧する抵抗勢力の蠢きが、眞子さまを思うあまり少しずつあらわになっていきました」(皇室ジャーナリスト)
それと比例するように、眞子さまの表情からは晴れやかな笑みが失われていった。1月2日、新年一般参賀には平成に入って最多の12万人以上が足を運んだ。
「眞子さまは今回が最後の一般参賀のはずでした。にもかかわらず、秋篠宮ご夫妻との間に、言いようのない距離を感じたんです。眞子さまの表情も憂いを帯びているように見えました。それから1週間後、1月10日に皇居で行われた『講書始の儀』に向かわれる眞子さまの目は、まるで泣きはらしたように真っ赤に染まっていました」(前出・皇室記者)
眞子さまが、小室さんが抱える事情のすべてをご存じだったかは定かではない。しかし、暗い影はさらに色を濃くしていく。