国内

美智子さまの胸中に「なぜ、このような状況に…」のお気持ち

変化した「皇族観」にご心痛(撮影/JMPA)

 天皇陛下、皇太子さま、秋篠宮さまが一堂に会される「頂上会談」は、2012年春頃から月に1度のペースで行われてきた。未来の皇室の在り方を語り合われ、陛下の生前退位の意向も、発表前からその会談の場で共有されたという。

《皇室の重大な決断が行われる場合、これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々》

 2016年10月、82才の誕生日文書にそう綴られていたように、美智子さまは1歩引いたスタンスを貫かれている。午前中に頂上会談が行われたときには、その後の昼食から合流されるのが恒例だ。

 4月17日午前、皇居で頂上会談が行われた。まず到着されたのは秋篠宮さま。午前10時46分に、半蔵門から皇居に入られた。遅れること5分、皇太子さまが到着された。

 皇太子さまがお帰りになったのは午後1時35分。だが、普段ならその後すぐに出てくるはずの秋篠宮さまを乗せた車は、一向に姿を見せなかった。やっと出てきたのは午後2時41分。皇太子さまとは1時間も差があった。

 皇太子さまが退出されてから、おそらく両陛下と秋篠宮さまの3人で話し合われたこと――それは、眞子さまのご結婚の話題に他ならないだろう。小室圭さんとの結婚関連行事の延期が発表された2月6日から2か月余り、眞子さまはふさぎ込む日々を過ごされているという。

「眞子さまは4月13日、来日中だったブータンのトブゲイ首相夫妻と、秋篠宮邸で面会されました。宮邸内での接見や懇談にはお姿を見せられていますが、こと外出公務となると2月16日に秋篠宮ご夫妻と映画鑑賞にお出ましになったのが最後。昨年と比べても、その数は半減しています。

 立て続けに報じられた小室家のトラブルの中には、眞子さまがご存じなかった内容も含まれていたそうで、少なからずショックを受けられたといいます。それでも眞子さまは小室さんとの結婚という将来に思いを馳せられているそうですが、宮邸にいらっしゃるときには、ご自身の部屋にこもっていることも多い。結婚延期が影響していることは明白でしょう」(皇室記者)

 現段階では、あくまで「延期」されたにすぎない。だが、2年という期間は決して短いものではなく、「破談」の可能性も含まれているだろう。

「延期発表の直後、美智子さまは、“結婚を予定していた女性が、もしそれが叶わなくなってしまったら、どれほどの心の傷を負うでしょうか”と周囲に漏らされたといいます。意味深長ではありますが、美智子さまのお考えの中にも『破談』の2文字が浮かんでいることが伝わってきます。実際にそうなったら、眞子さまはどう感じられるのか。それを心配されての言葉だったのでしょう。美智子さまにとって、眞子さまはいつまでも『かわいい初孫』ですから」(宮内庁関係者)

 一方で、姑・美智子さまと、嫁・紀子さまの間には亀裂が見え隠れする。3月20日、皇居・東御苑の『桃華楽堂』で、「音楽大学卒業生演奏会」が開かれた。東京芸大など5つの大学の卒業生が奏でる音色に、美智子さまや雅子さま、秋篠宮ご夫妻らが耳を傾けられた。

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン