芸能

櫻井翔の思い「誰かが孤立するような終わり方はしたくない」

活動休止発表の嵐、櫻井翔の思いは?

 2020年12月31日をもって活動休止することを発表した嵐。決断に至ったきっかけは、リーダー・大野智(38才)が2017年6月ころに「自由な生活をしたい」と他の4人のメンバーに相談したことだという。その一方で二宮和也(35才)が「結婚したい」とジャニーズ事務所に直談判したことも影響しているとの情報もある。

 ジャニーズ事務所には、複数のメンバーが結婚をしてもなお、アイドルとして活動を続けているグループもある。

 たとえば、TOKIOでは国分太一(44才)が2015年に結婚し、2児をもうけている。元メンバーの山口達也(47才)も、一時期は結婚していた。

 V6に至ってはメンバーの過半数が妻帯者だ。井ノ原快彦(42才)は2007年に瀬戸朝香(42才)と、長野博(46才)は2016年に白石美帆(40才)と結婚。嵐と同世代である岡田准一(38才)は2017年に宮崎あおい(33才)と、森田剛(39才)は2018年に宮沢りえ(45才)と結婚している。

 しかし、嵐のメンバーにその選択肢はなかった。

「事務所の中でもSMAPと嵐は別格の人気でした。SMAPの解散の際、メンバーに溝を作った引き金は木村さんの結婚だといわれました。その解散劇を間近で見ていた彼らに“結婚してグループを続ける”という選択肢はなかったようです」(芸能リポーター)

 嵐はデビュー以来、何かとSMAPと比較されてきた。世代を超えた絶大な人気、メンバーの個性を生かしたソロ活動、それをふまえてのグループとしての強さはよく似ている。一方で、事務所内では、カリスママネジャーのI女史に見出されてスターダムに駆け上がったSMAPと、藤島ジュリー景子副社長の秘蔵っ子である嵐、という対照的な立場に置かれていた。だからこそ比べられ、SMAPの後を追う形になった嵐は、自分たちの一挙手一投足が周囲にどのような影響を与えるかに、敏感になっていたという。

「実は“SMAPはタレント、嵐は会社員”といわれるんです。というのも、SMAPはI女史の差配でジャニーズの傍流として活躍してきましたが、嵐は超主流派。SMAPのメンバーは事務所のヒエラルキーや他のグループとの関係などわかっていない部分が多かった。でも嵐は誰にどう相談し、どう話をつければ自分たちが理想とするラストを迎えられるかよくわかっています。

 5人が意思を固めた昨年6月当初、事務所はまだその話をまったく受け入れてはいなかった。それをこういう形で説得できるというのは嵐ならではでしょう。メンバーたちは今回ものすごくSMAPを意識していました。5人での話し合いの中で、櫻井さんは『誰か1人が孤立するようなSMAPのような終わり方はしたくない』と繰り返していたそうです。

SMAPのことは尊敬しているけど、“ファン第一”を考えると最後の幕引きをするまでは“アンチSMAP”スタイルを貫くしかないと。空中分解のような終わり方をするのではなく、メンバーで話し合い、メンバーで決め、メンバーで公表するために、どうすれば事務所が納得するかまで考えた末に、事務所に報告したそうです」(前出・芸能リポーター)

 先の会見に先立ち、ファンクラブ会員に向けて公開された動画の中で、相葉は「5人で嵐という思いが強い」「本当に、本当に仲が悪くなってこういう結果になったわけでもありません」と、メンバーの友情は変わらないことを強調していた。

「会見でも『勘違いされてしまうかと』と口にし、不仲が原因だとは思われたくなかったのがありありと感じ取れました。そこも、SMAPを意識していたのでしょう。SMAPがあのような終わり方をしたことで、どれだけファンを悲しませたかを、よくわかっているのです」(芸能事務所幹部)

 一方で、関ジャニ∞ファンの胸中は複雑だという。同年代の関ジャニ∞は渋谷すばる(37才)を引き留めきれず、メンバーを欠くことになった。

「嵐が『5人で嵐』と強調すればするほど、関ジャニ∞は一枚岩になりきれなかったのかと受け止めてしまったファンもいたようです。事務所の対応を含めて、計らずとも関ジャニ∞と、嵐との“差”が浮き彫りになってしまった形です」(前出・芸能事務所幹部)

※女性セブン2019年2月14日号

関連記事

トピックス

高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン