芸能

平成30年間のCM女王の系譜、富田靖子から白石麻衣まで

90年、91年と1位の宮沢りえ

 過去30年間のCM女王の変遷を辿ると、平成初頭は群雄割拠の時代だった。毎年のように上位陣が入れ替わる中、1990年代後半に覇権を握ったのが飯島直子。1994年から出演した日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMで人気が沸騰し、1997年に初の女王に輝くと、1999年から3連覇。「元祖癒し系」として、お茶の間から絶大な支持を集めた。

 2000年代中盤以降は、上戸彩が「絶対女王」に君臨。19歳だった2004年以降、2005、2006、2009、2010、2015年と女性最多の6回もの年間トップに輝いた。10代から20代、さらに結婚・出産を経た30代に至っても戴冠するのはきわめて異例。スキャンダルと無縁の清純派として高い好感度を保ち続けたことで、見事に「平成のCM女王」の座を射止めた。

 次期CM女王として期待を集めているのが広瀬すずだ。2015年から4年連続の2位。シルバーコレクターに甘んじているのは否めないが、常に上位にランクインする安定感は素晴らしい。新元号となる2019年こそ、悲願の年間1位を奪取できるだろうか。

◆平成のCM女王一覧
(左から年代・タレント・出演社数・主な出演CM)

【1989年=平成元年】富田靖子:9社、JR四国、雪印乳業「ナチュレ」

【1990年】宮沢りえ:9社、大塚製薬「ポカリスエット」、富士通 「FM TOWNS」

【1991年】
小泉今日子:8社、JR東日本、資生堂「スーパーマイルドシャンプー」、三菱電機「霧ヶ峰」
牧瀬里穂:8社、江崎グリコ「ポッキー」「パナップ」、角川文庫
宮沢りえ:8社、パイオニア「セルフィー」、カルビー「ポテトチップス」

関連記事

トピックス

盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
モサドの次なる標的とは(右はモサド長官のダビデ・バルネア氏、左はネタニヤフ首相/共同通信社)
イスラエルの対イラン「ライジング・ライオン作戦」を成功させた“世界最強諜報機関”モサドのベールに包まれた業務 イラン防諜部隊のトップ以下20人を二重スパイにした実績も
週刊ポスト
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《東洋大学に“そんなことある?”を問い合わせた結果》学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長「除籍であることが判明」会見にツッコミ続出〈除籍されたのかわからないの?〉
NEWSポストセブン
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
事件の“断末魔”、殴打された痕跡、部屋中に血痕…“自慢の恋人”東川千愛礼さん(19)を襲った安藤陸人容疑者の「強烈な殺意」【豊田市19歳刺殺事件】
NEWSポストセブン