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イチロー引退、1973年生まれのロスジェネが受けた喪失感

滅多に表に出ない弓子さんは、オールスターゲーム前のパレードには登場する(2010年、写真/アフロ)

 イチローの成功の中、ビジネスの世界でもう一人の「オレらの誇りの同級生」が登場することになります。それはサイバーエージェントの藤田晋社長です。結局、我々の学年の中では後藤久美子、宮沢りえ、イチロー、藤田晋の4名を勝手に心の拠り所にしてきたところがあります。「嘘松」とか言いたくなるかもしれませんが、同じ学年の人間だけで飲むとこの4人の話になることはよくあります。

 それは、第二次ベビーブーマーでもっとも人数が多かった我々にとって「戦友」の中でもっとも成功した4人、といった意味合いがあるのでしょう。「オレらがなしえなかったことをこの4人はやってくれた。でも、あの頃、オレらと同じ学年でランドセル背負って学校に通っていたんだよな……」的感慨があるのです。

 だからこそ、1972年生まれが堀江貴文氏、木村拓哉、中居正広を輩出したことを少しだけ誇りに思っているのに加え、1974年生まれが松井秀喜や有吉弘行を誇りに思っているのに少しだけ対抗したくなる。

 えぇ、1972年~1974年生まれの我々はダサいですよ。いちいち、その年に生まれた同学年の著名人にすがるなんて。でも、人数多くて競争激しかったんだから許してくれよ。そうした批判は受け入れつつも、イチローの引退というのは「オレらにとって頼っていた巨頭が一人いなくなってしまった……。イチローが躍動した動きを見せるからこそ、オレらも『まだできる』と思えたのに」なんて感慨をかなりの人数の1973年生まれの方は思ったのではないでしょうか。

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