国内

日本の皇室と親しいイギリス人男性にハニートラップ騒動 不倫関係の中国人留学生に中国の政府機関との関係が浮上「複数の名前を使い分ける」

秋篠宮家のネイティブチェッカーをする人物に関する騒動

秋篠宮家のネイティブチェッカーを務めるイギリス人男性に関し、騒動が起こっている(撮影/JMPA)

 現代の国際的なスパイ工作は、日本の皇室にも及んでいた。皇族と親密な関係を築く要人が人知れず直面していたハニートラップ疑惑。宮内庁騒然、まるで映画のような前代未聞の出来事を、インテリジェンス(※知性を持って情報を収集、分析する活動や組織を意味する。派生して、「諜報活動」や「機密情報」の意味でも使われる)の最前線で活躍する国際ジャーナリストの山田敏弘氏が緊急レポート。【前後編の前編。後編を読む

 * * *
 イギリス中部のヨークシャー地方にあるイギリス第5の都市シェフィールド。2019年10月、秋も深まりつつあったこの地でデートを満喫する一組のカップルがいた。50代の男性は細身で落ち着いた雰囲気の英国紳士で、傍らには30代前半の妖艶な中国人女性が寄り添う。一見、親子にも見えるふたりは2泊3日の“お忍び旅行”を楽しんでいた。

 このイギリス人男性・A氏は、英王室から大英帝国勲章(OBE)を授与されたほどの要人で、経済分野を中心に日本への造詣が深い。実は、宮内庁関係者の間では日本の皇室とも深い結びつきを持っている数少ない外国人のひとりとしても知られている。冒頭の旅行から5年が経とうとする現在、A氏にある重大な疑惑が浮上している。公安関係者が声を潜めて話す。

「皇室に非常に近いA氏の周囲で、人知れずスパイが暗躍する諜報活動の攻防が繰り広げられてきたようなのです」

 8月25日、京都で開催される「国際昆虫学会議」に、秋篠宮ご夫妻が臨席されることが明らかになった。

「4年に1度、世界中の研究者が集まる『昆虫学のオリンピック』と評される同会議で、ご夫妻は悠仁さまが携わった研究のポスター展示をご覧になるそうです。表向きは学会サイドからの願い出ということですが、悠仁さまの晴れの舞台を見届けたいというご夫妻の親心があるのは間違いないでしょう。国民に悠仁さまの受験と絡めて受け止められることも、想定済みのようです」(宮内庁関係者)

 来春、大学進学を控える悠仁さま。本命視されるのが学校推薦型選抜制度(旧推薦入試)を利用しての東京大学への進学だ。今回の国際学会デビューは、この受験にもプラスに働くとみる向きがある。

「受験の準備は着々と進んでいる印象です。この6月、秋篠宮家がルクセンブルク皇太子を招いて、赤坂御用地で夕食会を開いた際、悠仁さまは通訳を交えずに会話されていました。東大受験のカギともいえる英語力も問題ありません」(皇室ジャーナリスト)

 公務として国際親善に励んできた秋篠宮家は、時に英語でのスピーチも披露してきた。巧みな語学力もさることながら、失礼のない正確な言葉づかいをするために、スピーチ内容は英語を母国語とする人に添削を受けてきたという。その役割は「ネイティブチェッカー」と呼ばれている。

「皇族方の中でも特に、秋篠宮さまは信頼を寄せるイギリス人男性にスピーチの添削を依頼しているそうです。秋篠宮家の方々が外国訪問時などに英語でコメントや声明を出す際にも、このイギリス人が、言い回しや原稿を修正するなどブラッシュアップしていると聞いています」(皇室関係者)

 そのイギリス人こそ、冒頭のA氏で、現在も秋篠宮家のスピーチを添削している人物なのである。日本で長く生活した経験のあるA氏は名門ケンブリッジ大学の日本語学科を首席で卒業後、金融業界に身を置き、主に日本の株式市場などを担当していた。その後、外交官となり、イギリス政府の公的な国際機関の駐日代表を務めた。

 イギリスに帰国してからも、現在も日英文化の懸け橋となることを目的とした組織の要職にあり、ロンドンにある在英国日本国大使館のパーティーにも頻繁に招待される、日英関係のキーマンと言ってもいい存在だ。

「伝統的に皇族方の英語添削は、イギリスの政府機関で日本に駐在した経験のある方が担うことが多かったようです。なかでも、秋篠宮さまと紀子さまは在任中のAさんの仕事ぶりをとても気に入り、イギリスに帰国した後もAさんがネイティブチェッカーの仕事を継続して担当することになったのです」(駐日英国大使館関係者)

関連記事

トピックス

八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
訃報が報じられた日テレの菅谷大介アナウンサー
「同僚の体調を気にしてシフトを組んでいた…」日テレ・菅谷大介アナが急死、直近で会話した局関係者が語る仲間への優しい”気遣い”
NEWSポストセブン
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン
近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン